日本を代表する医師10人が明かす健康情報の「ウソ」と「ホント」 (1/2ページ)
「いつまでも元気でいてほしい」
「いままで頑張ってきたんだから、老後はゆっくりしてほしい」
多くの方は大切な人に対して、このように思っているはずです。とくに医療技術の進歩にともない、“人生100年時代”に突入したと言われる近年、健康への意識は高まり、私たちも様々な健康情報に触れる機会が増えました。
でも、情報が溢れかえる今、良かれと思ってやったこと、良かれと思ってすすめたことが、実は間違っていることも・・・。
テレビや新聞だけでなく、インターネットの普及で誰もが、世界中のあらゆる情報にアクセスできるようになりました。当然、情報量は膨大になり、アクセスした自分自身が、その情報は正しいのか、間違っているのか、の判断を何度も迫られます。
「じつは、世の中にあふれる健康情報のなかには、安易に取り入れないほうがいいものもたくさんあります。むしろ、試すことで体調が悪化するケースもあります」
そう話すのは、『最強の医師団が教える長生きできる方法』(アスコム/刊)の著者のひとり、国際医療福祉大学糖尿病・代謝・内分泌内科学教授の坂本昌也先生。
今回は坂本先生も含め、総勢10名の日本を代表する医師たちが、“体に良さそう”と思われている健康情報について、エビデンスや知見をもとに解答した本書の一部をご紹介します。
質問 糖質制限は体にいいですか?
答え 糖質制限ダイエットは病気のリスクを高めます。
教えてくれた先生:下村健寿(福島県立医科大学病態制御薬理医学講座主任教授)
昨今話題を集めている糖質制限ダイエットですが、その効果に関してはまだはっきりとした結論が出ているわけではありません。短期的には効果があるように見えるものの、その場合にも総エネルギー量が低下していることが多く、糖質を制限したからなのか、摂取エネルギー量が減ったからなのかが明確にわかっていないのです。