二宮和也“超失礼ルーズ行動”と“律儀すぎ対応”「激怒と感動」2つの素顔

嵐の二宮和也(37)が出演の映画『浅田家!』が10月2日公開される。二宮は同作の宣伝活動にも積極的に取り組んでおり、9月29日発売の『週刊朝日』(朝日新聞出版)でもインタビューに応じている。
「インタビューの中で二宮は、今作の監督である中野量太氏(47)とのエピソードを語っています。二宮は、2017年3月に行われた第40回日本アカデミー賞の授賞式で、最優秀主演女優賞を発表するプレゼンターを務めています。そのとき二宮は、タイトルが難しいとの理由で、ノミネートされていた黒木華(30)主演の『リップヴァンウィンクルの花嫁』のタイトルばかり練習していたといいます。
しかし、いざ本番になると、受賞したのは『湯を沸かすほどの熱い愛』の宮沢りえ(47)。練習していた『リップヴァンウィンクルの花嫁』に気を取られすぎた二宮は、タイトルをいい間違えてしまったそうなんです」(女性誌記者)
■二宮の名前のこだわりはジャニーさん由来
二宮は言い間違いに、かなりの罪悪感を感じ、『湯を沸かすほどの熱い愛』の監督の中野氏に詫びの手紙を送ったという。
「中野氏は“全然大丈夫ですよ”と二宮の間違いを気にしていなかったようで、“僕の映画に出てください”とのラブコールまで送られたそう。この件があったために、二宮は今作は中野監督の指示通りにやり切ろうと決意して、撮影に臨んだといいます。
二宮はかつて故・ジャニー喜多川さんに和也(かずなり)を“かずや”と言い間違えられたこともあり、自分は名前は誤るミスはしないように、と意識していたそうです。だとしても、わざわざ手紙を書いてまでお詫びをするとは本当に律儀ですよね。二宮は日々、殺人的スケジュールを過ごしているわけですし、そうでない人でも、なかなかできることではないと思います」(前出の女性誌記者)
二宮は9月25日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演した際は、ドラマや映画の撮影に入るときに、スタッフ全員の名前を覚えることをしていると話している。
「二宮は台詞を覚えたら、あとは台本にあるスタッフページを読み込み、現場ではスタッフがどう呼ばれているかまでチェックしているそうです」(前同)
■二宮の律儀さは演技にも表れている
二宮は名前に対しての誠実さを語っているが、俳優という仕事に対しても真剣そのもの。
「9月28日放送の『news zero』(日本テレビ系)では、二宮のインタビューVTRが流れた後、スタジオにいた櫻井翔(38)が、“嵐のバラエティの番組の楽屋で、彼がずっと一人でブツブツ”と二宮が終始なにかをつぶやいていた時期があったと話します。当時は何のために、ぶつくさ言っているのかわからなかったようですが、後に“落語家の役をやるのに、空でとにかく言えなきゃなんないので、ずっと一人でブツブツやってたんですね”と役作りだったことがわかったそうです」(前出の女性誌記者)
6月30日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)では、2003年に公開された二宮の主演映画『青の炎』で撮影を担当したカメラマンの藤石修氏(66)が二宮の工夫を明かしている。
「二宮が口論するシーンで、同じところで台詞をつかえてしまうことが2回あったそうです。それで、3回目の撮影では何の問題もなくOKが出たんですが、藤石氏がどうして台詞をつかえていたのかを二宮に聞くと、台詞がとんでしまったのではなく、最後の4~5行のセリフを一気に言いたかったのに、途中で息が詰まってひと息で言えなかった、という理由だったそうです。これは、同作の故・蜷川幸雄監督の指示ではなく、主人公になり切って、たたみかけるように言うための二宮の工夫だったそうです」(前同)
■律儀エピソードが台無しのすっぽかし話!
演技に対して真摯でこだわりもある二宮だが、私生活はまったく別な顔を見せている。
「二宮がMCを務めた9月27日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)では、“信用できる人・信用できない人”をテーマにトークが進行。MCである二宮を信用していない人として、俳優の中村獅童(48)がビデオ出演し、過去に二宮から相談があるので時間がほしいと誘われた際、約束の時間になっても指定の場所に現れず、結局4時間も待たされたと明かしました。二宮が来なかったのは、場所を間違えたなどの理由ではなく、約束をすっかり忘れていただけだったそうです……」(女性誌ライター)
二宮にとってジャニーズの大先輩にあたる、元シブがき隊の薬丸裕英(54)も、二宮のルーズさに振り回された経験を、7月8日に放送されたトーク番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で話している。
「薬丸は、予約がなかなか取れない人気レストランの予約が、2か月後に確保できたので、二宮を招待したものの、二宮から全く返事がこなかったといいます。そのため、違う人を誘ったのですが、予約当日になって“今日行けます”と二宮から急遽連絡が。さすがに、薬丸も“お前もう無理だわ”と怒り気味に断ったのですが、二宮は“さーせん また次回お願いしゃーす”と、反省の色がなくやり取りは終わったそうです」(前同)
■悪気ゼロのただの“自然体”?
薬丸の“被害”はこれだけではない。“ちょっと相談したいことがあるので”と二宮からLINEの交換をお願いされたものの、そこから二宮は一度も薬丸にLINEをしなかったという。
「二宮はほかにも、大先輩にタメ口で話すことが多々あります。明石家さんま(65)がラジオ番組で、ある番組で二宮と共演したとき、友達のような口調で話してきたと明かしています。これは二宮が、“誰にお前しゃべってんねん!”というツッコミをさんま引き出すための、前フリだったそうなのですが、共演の様子を見ていた、さんまと交友が深い木村拓哉(47)が怒ってしまったとか。木村は“ちょっとアレ(二宮)、注意しときます”と、さんまに詫びを入れ、後日、二宮は本当に木村から怒られてしまった、という話ですね」(前出の女性誌ライター)
このように、かなり失礼な言動や行動もある二宮だが、
「二宮さんは、ただ自然体に生きているだけなのではないでしょうか。なにかに縛られず、のびのびと思うままに生きているからこそ、律儀と失礼さと、両極端な行動が出てくるのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)
■やりたいことを思うままにやる!?
前出の芸能プロ関係者は続ける。
「演技や名前を間違えないといった、自分がこだわっていることは、ミスなどがないよう徹底して取り組む。ただ、友人の誘いなど、こだわっていない部分はめちゃくちゃルーズ。自身がやりたいと思ったことだけしっかりやって、それ以外のところはいい加減。それが二宮さんの生き方のスタイルなのかもしれませんね」
やりたいことを突き通すがために、周囲との溝が出来てしまうこともある。
「二宮さんは、2019年11月にフリーアナウンサーのAさん(39)と結婚しましたが、松本潤さん(37)、大野智さん(39)、櫻井さんが2020年末の嵐の活動休止前に結することに猛反対していた、とさまざまな媒体で報じられましたよね。メンバーだけでなく一部ファンから大いに反発を受けた結婚ですが、2020年末の活動休止後であれば、メンバーやファンからあそこまでの反発も受けなかったはず。やりたいことをやりたいタイミングでやってしまう二宮さんならではかもしれません」(前同)
■自然体だからこその交友も多い
自然体で生きていることで損をすることも多そうな二宮だが、
「二宮さんは以前ラジオ番組で、ゲームで知り合った同い年の一般男性から、家に泊めてくれとお願いされて、“どうぞ”と承諾。二宮さんほどのスターがゲーム好きの友人とはいえ、一般人を家に泊めるとは驚きですよね。
二宮さんは、芸能界の友人が少ない、との噂もありますが、さんまさん以外にも笑福亭鶴瓶さん(68)、西島秀俊さん(49)といった先輩たちも番組で呼び捨てで話したことがあります。たとえ仕事とは言え、普段からある程度の関わりがないとタメ口は許されないでしょうから、彼の交友は意外に広いのかもしれません。そこまで人気ではない芸人や普通の飲食店関係者とも深い親交を持っているという話も聞いたことがあります。二宮さんが自然体でギスギスしていないからこそ、周囲に人が集まる、という面もあるかもしれません」(前出の芸能プロ関係者)
魅力がなければ国民的アイドルとして成功するはずもない。二宮にはその“愛され力”で、活動休止後も活躍を続けていくのだろう。