卑劣な「芸能人フェイク動画」の闇!標的にされた芸能美女の“共通項”とは? (1/2ページ)

Asagei Biz

写真はイメージです
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「警察としても放置しておくわけにはかいかなかったのでしょう。今回の逮捕は見せしめなどではありません。こうしたサイバー犯罪はなかなか犯人の足取りがつかみにくく、捜査には膨大な人員と時間を要すると見られていますが、今後も本腰を入れて摘発に乗り出していくでしょう」

 芸能界を震撼させた今回の「ディープフェイク事件」についてこう語るのはITジャーナリストの井上トシユキ氏。警視庁は10月2日までに、芸能人の“卑猥動画”を大量偽造していた熊本市の大学生と兵庫県の40代エンジニアを名誉棄損などの疑いで逮捕したが、人工知能ソフトを用いて制作された「ディープフェイク」と呼ばれる動画は2年ほど前からネット上に出回っており、かねてから問題視されていた。前出の井上氏が語るように、芸能界からは「なぜもっと早く逮捕できなかったのか」との声もあがっている。

 卑劣な犯行手口を井上氏が解説する。

「いわゆる“表”のメーカーが制作して流通している艶動画を加工して、女優の顔を芸能人にすげかえるのが典型的な手口。この違法なディープフェイク動画をサイトで売るわけですが、サイトの運営元としては『売る場所を提供しているだけ』というのが口実で、アカウントの凍結措置が取られることはあっても、事実上、野放し状態でした。サイト閲覧者は3分ほどの無料サンプル動画を視聴して、それから15分から20分ほどの本編を3000円から5000円で購入する流れ。大半のサイトはクレジットカードだけでなく、電子マネーにも対応していました」

 今回、逮捕された大学生が運営していた「フェイク動画サイト」には300人以上が会員登録していたというが、ある捜査関係者によれば、「少なくとも1カ月に100万円以上の売り上げがあったと見ている」とのこと。芸能人の顔を無断使用した“ベッド動画”で荒稼ぎしていたとは言語道断。捜査の展開によっては、刑事罰だけでなく、民事裁判に発展する可能性もあるという。著作権問題に詳しいジャーナリストが語るには、

「顔を使われた芸能人が所属するプロダクションも黙っていないでしょう。

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