残念なお知らせ。タイムトラベルで過去を変えても未来は修正されない(オーストラリア物理学者) (2/4ページ)

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・過去を変えても、未来は元通りに自動修復される
『Classical and Quantum Gravity』(9月21日付)に掲載された研究でも、この親殺しのパラドックスが扱われている。
オーストラリア・クイーンズランド大学の物理学者によれば、過去を変えてもその後の出来事によって修正されてしまうという。要するに、過去で何かをしても、その後の歴史は変わらないというのだ。
一般相対性理論は「時間的閉曲線」を予言している。それによると、出来事は同時に過去と未来に存在することができ、物体は時空をループすることで出発した時点に戻ってくることが可能なのだという。
つまり理論上、観測者は過去へ戻り、過去に干渉することできるということになる。ゆえに親殺しのパラドックスは、ただの思考実験というわけではない。
ジャーメイン・トバー氏らは、このパラドックスを解決するために「ビリヤードボール・モデル」を利用した。このモデルは、因果関係をぶつかり合うビリヤードの球に、円形のビリヤード台を時間的閉曲線にたとえたものだ。
あなたが円形の台の上にある球を1つ突いたとする。すると球は勢いよく転がり、特定のパターンでほかの球と衝突するだろう。