幽霊が出るとの噂が絶えないインドの呪われた寺院「キラドゥ寺院」廃墟 (1/3ページ)
呪いをかけられたインド・キラドゥ寺院 image by:WIKI commons
インド北西部ラージャスターン州バルメルの郊外には、荒涼としたタール砂漠が広がっている。ここには、かつてキラタカップとして知られていた、古代に打ち捨てられた町キラドゥがあった。
バルメルから35キロ離れた過酷な土地だが、ここには長い歴史があった。6~8世紀はラージプート族キラッドが統治していたが、11~12世紀のパルマル王朝のソメシュワラ王の時代には町は大いに繁栄し、一時期は王朝の首都でもあった。
栄華を誇った大都市だったが、たびたび外国からの侵略者の標的になり、町の大半がトゥルシカ(Turushka)族によって破壊された。のちに再建されたが、結局は滅んだ。
10~12世紀の間に、この町を有名にした5つの壮麗な寺院が建てられたが、このあたりは神秘的だが呪われていて、キラドゥの寺院には幽霊が出るので、避けるべき禁断の場所だと言われている。
・インドの神々に捧げられた砂石の神殿
キラドゥ寺院のこれら神殿は、シヴァ神、ヴィシュヌ神に捧げられたもので、見事な装飾が施された壁や柱のある砂岩でできた建物だ。
おびただしい数の精巧な彫刻は、あらゆる種類の人物、動物、神や女神を表現している。
現在の神殿の姿は、乾いた大地に寂しく建つ朽ち果てた廃墟にすぎず、壊れた柱、崩れた天井、ぼろぼろの壁が時の流れの厳しさをさまざまに表わしている。
おそらく、もっとも保存状態がいいのは、最大にして壮麗なソメシュワラ王の神殿で、この地に呪いがかかっているという暗い伝説や噂の中心でもある。