『水ダウ』でも活躍!クロちゃんをおびやかす「NEXTモンスター」

日刊大衆

クロちゃん
クロちゃん

水曜日のダウンタウン』(TBS系)の名物キャラといえば、多くの人は安田大サーカスクロちゃん(43)の名を挙げるだろう。お笑い界屈指のゲスモンスターとして、『水ダウ』でに出演するたびに、視聴者の予想以上を超えるとんでもないリアクションを起こしてくれる。

 しかし、同じくゲスキャラとして、クロちゃん以上に『水ダウ』でメキメキと頭角を現しつつある芸人がいるという。

 その芸人とは、コロコロチキチキペッパーズのナダル(43)。9月30日の『水ダウ』では「全く同じ事もう1回やってみましたSP」と題し、過去に芸人に仕掛けたドッキリ企画をそっくりそのまま行うという試み。19年6月5日に行われた「『俺に何か言わなきゃいけないことないか?』とカマかけられたら、ベタに余計なこと喋っちゃう説」を仕掛けられたナダルだったが……。

「仕掛け人はFUJIWARA藤本敏史(49)。個室で酒と食事がひと段落した状態、という本音がポロっと出そうなシチュエーションで行われたのですが、今回は本題であるカマかけに入る前からアンジャッシュ渡部建(47)のMC技術を“おもんないってね”“もう型にはまりやがってと思いました、そのときはね”と話すなど、最初からゲスぶりが全開でした(笑)」(制作会社関係者)

■ある意味で『水ダウ』はナダルに敗北した

 スタジオの勝俣州和(55)に「ドッキリ以前の問題やな」、ナレーションに「仕掛けなしでも先輩芸人への悪口がどんどん飛び出す」と酷評されたナダル。

 藤本が「何か言うことないか?」と切り出すと、ナダルは「芸能人保険でモメた話ですか?」「せいや霜降り明星)とモメた話ですか?」「いま家作ってるんですけど、窓のことでモメてて……」と、多くの「心当たり」があったものの、大した話は出てこなかった。

 ところが、ここに来て爆弾発言が飛び出した。残念ながら、爆弾過ぎたのか「×××のことですかね」と口の動きは隠され、発言も放送禁止音で伏せられてしまったのだ。

「その後、説の検証は終わったんですが、ナダルはまったく説の再現であることに気づいておらず、本心のまま何かとんでもないことを口走ったことが判明しました。

 バカリズム(44)は“渡部さんのが使えるくせに、使えないってよっぽどですね”松本人志(57)は“しかもあのセンテンスでしょう?”と話していました。何を言ったか気になるところですが、常にタブーに挑む姿勢を見せている『水ダウ』で流せないというのは、よっぽどのことですよね……」(前出の関係者)

■過去に全く同じ流れで自主規制されたナダル

 SNSでは《ナダルなに言ったんだろ?笑》《水曜日の残り見終わった。ナダルどうなってんだよ…》《またかよ》と、大いに反響があった。「またかよ」とは、19年の初検証時も、ナダルは全く同じ流れでやらかしていたことを指す。

「当時の回では、ウラで藤本の芸風について“代わり映えがしない”と陰口を叩いていたことがバレたんですが、次第にエスカレートして“闇営業っすか?”“今度、ゴールデンウィークに『ゴールデンウィーク闇』あります”と話した挙句、最終的には浜田が“アカンアカン”とドン引きするようなことを言ったようで、今回のようにセリフが自主規制で伏せられていました。ちなみに、闇営業の件は放送日を考えると本当にギリギリのネタでしたね」(女性誌記者)

『水ダウ』放送日は6月5日。騒動の発端となったカラテカ入江慎也(43)のクビと「振り込め詐欺集団の忘年会仲介」が判明したのが6月6日で、雨上がり決死隊宮迫博之(50)、ロンドンブーツ1号2号田村亮(48)なども参加していたことを『FRIDAY』(講談社)が報じたのが、6月7日だった。まさに紙一重だったのだ。

■ナダル・アンビリバボーが今年で5回目

 ナダルの場合、現在も変わらず活動していることから、反社会的勢力とは関係ないということかもしれないが、19年7月7日の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、事務所との面談が8回も行なわれたことを、先輩の陣内智則(46)が明かしている。

「今回以外も20年4月8日の『明日、週刊誌にスキャンダル記事が出るとマネージャーから聞かされてもプロなら一切表に出さずにその日の仕事やり切れる説』では、何度も舌打ちして“こんなやつに屈したらアカン”“もみ消せや”とマネジャーに指示したり、クロちゃんに負けず劣らずのクズっぷりで『水ダウ』視聴者を喜ばせています。

 ナダルの場合、『水ダウ』以外のバラエティ番組でもクズっぷりにフォーカスした企画が放送されており、クロちゃん以上に注目されているかもしれませんね」(専門誌記者)

アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、「ナダル・アンビリバボー」と題して、ナダルと関わりの深い芸人たちがナダルのゲスいエピソードを紹介する企画が放送された。16年19月の初放送が好評だったのかシリーズ化し、今年8月27日には第5弾「夏休みだよ! ナダル・アンビリバボー」が放送された。

■YouTubeでもゲスキャラ全開

「あまりにも暴露が多すぎるので一部抜粋すると、 “弱った人が大好物!”“悪口は陰でしか言わないが信念!”と明かされたり、MC番組でお世話になっていた渡部を “あんま好きじゃないですよ”と発言し、かまいたち山内健司(39)が“お前そんなん(騒動前は)言ってなかった”と、渡部が失脚するやいなやあっさり見捨てたことを暴露されたり。品川庄司品川祐(48)はナダルが本気で“ナダル・アンビリバボー”の企画が嫌いなことを明かしていましたが、今後も続くでしょうね(笑)」(前出の専門誌記者)

 ナダルも自分の「ゲスキャラ」を武器にしていて、YouTubeチャンネル『よろチキチャンネル』では、ナダルのクズっぷりをアピールする動画を何本も配信している。最近で特に手が込んでいたのは、6月26日に投稿された『ナダルのクズは作られたキャラです【コロチキ】』だろう。

「ナダルは素はいい人なことを証明するため、プライベートを隠し撮りする」という企画で、実際に人のよさそうな姿が映っていたのだが……。

■クロちゃんVSナダルに期待したい

「あまりに都合のいい展開やどこか棒読みな感じに違和感を覚えた人が多かったですが、実はすべてヤラセ。

 ナダルが好感度アップを目指して作った自作自演企画だったんです! あっさりバレてしまい、翌日に『【謝罪】YouTubeのやらせに関して』を投稿。幸いにも露骨なヤラセは多くの視聴者に見透かされていた、という茶番劇を行い、謝罪会見動画は20万再生と大賑わいでした。完全に自分の芸風を使いこなしていますね(笑)」(前出の専門誌記者)

 今回の『水ダウ』でクロちゃんは「ポケットに知らないお金が入ってたらさすがにネコババしちゃう説」を再検証された。「いつの間にか撮影中にポケットに5万円あった」は、案の定ネコババしたが、「自宅に100万円がおいてあった」というシチュエーションには「過去の『水ダウ』企画をヤバい一般人が模倣しているのでは、と怯える」という至極まっとうな反応を見せたため、かえってナダルのモンスターぶりが目立つ回となってしまった。

 クロちゃんとはまた違ったクズっぷりで番組を盛り上げるコロチキ・ナダル。いつか『水ダウ』で「クロちゃんとナダルのゲス対決」が見たい!

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