衝撃の「放送事故」を出演者がナマ激白<中村ゆうじ>名物番組「TVチャンピオン」の爆笑舞台裏 (1/2ページ)

アサ芸プラス

衝撃の「放送事故」を出演者がナマ激白<中村ゆうじ>名物番組「TVチャンピオン」の爆笑舞台裏

 素人vs素人の絶対に負けられないマニアックな戦いを、ガチで撮影。とくれば、事故が起こらないわけがない。テレビ東京の長寿番組「TVチャンピオン」(92~06年)の名物ラウンドMCにして、日本一素人回しがうまい男・中村ゆうじ(64)が語る。

 初出演は93年の「手先が器用選手権」でした。現場スタッフはディレクターとADのみで、選手が狭い寿司屋で米一粒に魚の切り身を乗せる「マイクロ寿司作り」を1人1時間、計5時間撮影。とんでもない番組に関わっちゃったなと思いましたよ。

 でも、それは序の口。とにかくロケが過酷なんです。撮影が24時間かかり、選手が途中で「帰らせてくれ!」と涙ながらに訴えることはしょっちゅうでした。

 真冬に草津温泉の露天風呂につかりながら戦う「温泉通選手権」は、半裸でロケ4時間ですよ。上半身はマイナス2度という過酷な条件に年配の選手が体調に支障をきたし、スタッフに「リタイアさせてくれ!」と懇願しましたが、「終わらないと帰れません」と非情な答え。ちなみにこのロケ、選手たちは温泉街を浴衣がはだけた状態で必死に走り回り、アソコが丸見え。オンエアではモザイクの嵐でした(笑)。

 そういった「マニア系」よりも「職人系」の選手のほうが怒り出す人が多かった。皆さん、店の看板を背負って、人生を賭けて来ていますから。勝敗でその後の店の売り上げが左右されるので、熱くなる気持ちはわかります。

 撮影中に「お前が作るのはソバじゃねえ!」と本気で罵り合うソバ職人、結果に怒って帰ってしまった偉い和菓子職人‥‥。特に困ったのが、とある料理選手権の決勝戦後、審査方法とその結果に納得がいかずに「オンエアするな!」と大暴れした料理人がいた。僕にも「この三流芸能人が!」と食ってかかるほど大激怒。結局、優勝者に事情を説明して決勝戦をやり直したら、なんと結果がひっくり返ってしまったんです。当初の優勝者に申し訳なく、悔しかったですね。この出来事以降「撮影後にケチをつけない」という同意書を取るようになりました。

 あと今でも鮮明に覚えているのが、僕が大失敗した「寿司の早握り選手権」。双方、多数の応援団を引き連れての勝負でした。

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