笠井信輔「悪性リンパ腫」のステージを秘密にした理由と闘病生活を語る (2/2ページ)

アサ芸プラス

笠井 とにかくダルいし、何もしたくなくて、倦怠感はスゴかったですね。また、すぐ目が覚めてしまって、眠れないんですよ。なかなか朝が来ないのはキツかったですね。

テリー そうですよねぇ。

笠井 あとは途中から味覚障害が起きて、食べてもなんでも甘く感じてしまう。手先のしびれもヒドくて、ペットボトルのフタを開けられなくなったんです。それで看護師さんを呼んで、「すみません、開けてください」って。こっちはいくらやっても開かないのに、女性の看護師さんが簡単に開けちゃうんですから、情けないですよ。

テリー そういうのが全て抗がん剤の副作用だったんですね。

笠井 ただ僕のブログに抗がん剤治療を通院でしてる方々のコメントがたくさん寄せられまして。通院の方は例えば1泊2日で普通の生活に戻るんです。つまり、副作用と闘いながら、家族の世話をしたり、仕事に行ったりしてるわけですよ。

テリー わぁ‥‥。

笠井 だから皆さん「5日連続なんて大丈夫ですか」って僕を心配してくれたんですが、こっちからすると、そんな状態で日常生活をしてる方たちのほうが信じられなくて。僕は入院で、ある意味寝てるだけですから、まだ楽なのかなと。そんなふうに自分を励ました部分もありました。

テリー 入院中、ずっとネットで状態を発信されてましたよね。あれは、どういう思いからだったんですか。

笠井 これはいろんなところでもお話しさせてもらったんですけど。僕は33年間、ずっと伝え手として有名人や芸能人といった方々のプライバシーも伝えてきました。当然ですが、その中にはその方が伝えてほしくない情報もあったわけです。ですから、自分の時だけ「がんのお話は勘弁‥‥」というのは都合がよすぎるなと。伝え手として、自分のこともきちんとお伝えしなきゃいけないと思ったんです。

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