「おいてけぼり」「鼻が高い」などなど、普通に使われている言葉の中に潜む妖怪たち (2/3ページ)

Japaaan

そのため、この現象のことを「山彦」と名づけ、恐れていたのです。

もっけの幸い

「もっけの幸い」とは、思いがず偶然やってきた幸運という意味の慣用句です。この「もっけ」という単語は漢字で書くと「勿怪」、つまりお化けや妖怪のことを指します。

妖怪は通常であれば人に悪さをしたり、怖がらせたりするものです。しかし、その妖怪がごくまれに幸運を運んでくることがあります。

このことから、めったにない幸せが突然やってきたことを「勿怪の幸い」と言うようになったといわれています。

逆鱗に触れる 「釈迦八相記今様写絵」 二代目歌川国貞(Wikipediaより)

「釈迦八相記今様写絵」 二代目歌川国貞(Wikipediaより)

目上の人が、自分の行いにより激しく怒り狂うことを「逆鱗に触れる」と言います。この「逆鱗」とは、龍の顎の下に生えている逆さの鱗のことです。

龍はもともと直接的に人に危害を加えない生き物と考えられていました。しかし、この逆鱗に触られることを非常に嫌い、触ったものは激怒した龍に殺されるといわれています。

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