「おいてけぼり」「鼻が高い」などなど、普通に使われている言葉の中に潜む妖怪たち (1/3ページ)
普段何気なく使っている言葉にも、妖怪がひょっこり顔を出すことがあります。今回は、現代日本で普通に使われている言葉の中に潜む妖怪たちをご紹介します。
おいてけぼり
『本所七不思議之内 置行堀』三代目 歌川国輝・画(Wikipediaより)
一人でその場に取り残されてしまうことを、「置いてけぼりにあった」「置いてけぼりをくう」などと言います。
この「置いてけぼり」という言葉の語源は、本書七不思議に登場する怪談のひとつ、「置行堀」が語源です。
やまびこ
佐脇嵩之『百怪図巻』より「山びこ」(Wikipediaより)
高い山に登って大きな声を出すと、声がそのまま反響する現象を「やまびこ」と言います。このやまびこも、もともとは妖怪の名前でした。
昔の人たちは、自分が出した声がもう一度聞こえるのは、山に住む妖怪が真似をしているからだと考えました。