「おいてけぼり」「鼻が高い」などなど、普通に使われている言葉の中に潜む妖怪たち (3/3ページ)
『美勇水滸傳』木曽駒若丸義仲に鼻を摑まれた天狗(一魁芳年筆:Wikipediaより)
誇らしい気持ちや得意になることを「鼻が高い」と言います。この言葉は、鼻が高いことで有名な天狗が語源だといわれています。
「天狗になる」という言葉もあるように、天狗はもともと自己顕示欲が強く慢心な性格だと考えられていました。その天狗のように得意満面であるということから、このような言葉が誕生したという説があります。
このように、普段から使っている言葉の中にも、ふとした拍子に妖怪が現れることがあります。
古来より人びとは不思議だと思った現象に名前を付け、妖怪として姿かたちや性格を与え、事象を共通認識できるようにしてきました。その片鱗が現在の言葉の中にもまだたくさん残っています。
言葉を使うときに、「この言葉の語源はなんだろう?」と考えてみると、おもしろいかもしれませんね。
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