佐藤健「『カネ恋』三浦春馬さん代役」プラン発覚に「共演作復活」の希望
- タグ:
-
おカネの切れ目が恋のはじまり
-
黒川智花
-
那須雄登
-
美少年
-
高嶋政宏

三浦春馬さん(享年30)最後の連続ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり(カネ恋)』(TBS系)が、10月6日に最終回を迎えた。
『カネ恋』は本来全8話の予定だったが、4話撮影途中の7月18日に三浦さんが急逝。脚本を再構成して全4話に話数を短縮し、放送されることになった。多くのファンや関係者からの要望もあったほか、8月3日の『女性自身』web版によると、主演の松岡の松岡の了承がなければ『カネ恋』がされることはなかったという。
結果的に、生前の撮影分を使って三浦さん出演のドラマとして放送された『カネ恋』だったが、10月13日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が、衝撃の情報を報じている。
実は、佐藤健(31)を三浦さんの代役として『カネ恋』を撮り直すプランがあったというのだ。
「第4話の撮影中に三浦さんが逝去したことで、放送をどうするかという議論が行われ、一時はお蔵入りという方向での話もあったと言います。その後、TBSが同じ事務所の佐藤さんを三浦さんの代役として再撮影する、という方針での話が出たそうです。“春馬の最後の作品をお蔵入りさせるわけにはいかない”と、佐藤も快諾するつもりだったと報じられていました」(女性誌記記者)
■翔平と佐藤はSUGAR配信を行った
『カネ恋』は、おもちゃ会社の経理部で働くおカネの使い方にとことんこだわる“清貧女子”の九鬼玲子(くき・れいこ=松岡茉優)と、おもちゃ会社の御曹司で金銭感覚が破綻している“浪費男子”の猿渡慶太(さるわたり・けいた=三浦春馬)、後輩の“節約男子”板垣純(北村匠海)、玲子の初恋相手の早乙女健(三浦翔平)の4人がメインの、“じれキュン”ラブコメディだった。
「三浦さん演じる慶太は浪費癖で片づけられない破綻した金銭感覚の持ち主ですが、性格そのものは非常に善良。15年越しの片思いが叶わなかった玲子につられて涙を流してしまう、本当に心優しいキャラでした。最終回で慶太の父(草刈正雄)は、“人を笑顔にする才能を、生まれたときから持っていた”と語っていましたが、“三浦さんに言っているみたい”と感じるファンも、多く見られました」(前出の女性誌記者)
生前、三浦さんと親交が深かった佐藤は、第1話が放送された9月15日に「一緒にカネ恋みよう。22時から」と呼びかけたほか、ライブ配信アプリ『SUGAR』で、三浦翔平(32)と、『カネ恋』放送前の21時40分ごろに、2人で配信を開始。最初は佐藤のアカウントで配信していたが、途中で翔平のアカウントでの配信に切り替わった。
■佐藤は三浦さんと10年以上の付き合い
「SUGARに不慣れな翔平を佐藤がサポートしつつ、番組開始ギリギリまで、ファンと世間話を楽しんでいました。翔平は“一緒に見ましょう。僕も初見なので”としつつも、“みなさんもね、もしちょっとキツいなって人がいたら無理せずで結構ですので。またタイミングで観ていただければ、と思います”と、三浦さんのファンを気遣うコメントをしていた。さらに、佐藤が三浦さんの名前を出したことが、話題になりました」(前出の女性誌記者)
翔平が『カネ恋』の簡単なあらすじを説明した際に、佐藤は「春馬(が演じるの)が、お金にルーズな男性ってことだね?」と翔平に尋ねていただが、これが三浦さんの死後、佐藤が初めて三浦さんの名を呼んだ瞬間だったのである。
「生前、三浦さんと親交の深かった翔平、城田優(34)、神木隆之介(27)、JUJU(44)ら、多くの芸能人が追悼の言葉をSNSなどでつづっていた一方で、佐藤は、いまだに追悼の言葉を公表していません。“冷たいのでは”という声もありますが、“無理にコメントしなくて大丈夫”“いつかでいい”という声が大多数を占めますね。生前、三浦さんと佐藤は本当に親友と呼べるような間柄でしたからね……」(前同)
■近年でも仲のよさそうな姿を見せていた
生前の三浦さんは、佐藤と同じ芸能事務所『アミューズ』に所属。90年4月生まれの三浦さんと89年3月生まれの佐藤と、ちょうど1歳佐藤のほうが年長になる。しかし、高校生のときにスカウトされ、17歳でドラマデビューした佐藤とに対し、7歳の時から子役として活躍してきた三浦さんはキャリアの上では大先輩。2人は08年にドラマ『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)で共演して以降、互いに「春馬」「タケル」と呼び合う、親友と呼べる間柄だった。
「若手時代の10、11年に発売された旅行DVD『HT~N.Y.の中心で、鍋をつつく~』と『赤道の真下で、鍋をつつく』を発売していたほか、三浦さんがCM撮影でイギリスに行った際は、佐藤にお土産を買っていったそうです。10年9月22日の『ズームイン!!SUPER』(日本テレビ系)で佐藤は、“(三浦さんの)自宅へ遊びに行くと部屋はいつもキレイだし、梨などの果物は皮を剥いて出してくれる”と、私生活もしっかりしていたことを話していました」
その後、お互いにキャリアを積んで共演の機会は減ったが、19年に撮影された事務所イベント『ハンサム』のメイキング映像でも、佐藤は三浦さんに「脱出ゲームにハマってる」と軽く世間話していたり、先に抜けた佐藤は「春馬また。頑張って」と声をかけ、三浦さんも「あいよー」と返していたりと、仲の良さは変わらない様子を見せていた。
■超豪華キャストが集結していたHTの共演作
そんな10年来の仲となるきっかけとなった『ブラッディ・マンデイ』が、6月20日から動画配信サービス『Paravi』で独占配信されている。当初は『シーズン1』のみ配信され、配信から1週間(6月20~26日)でParavi内再生数ランキング1位を獲得するなど、大いに話題になった同作だが、7月20日からは『シーズン2』も配信をスタート。『シーズン2』は、『シーズン1』以上に豪華キャストが集結した作品になっている。
「天才高校生ハッカー“ファルコン”こと・高木藤丸(三浦)が、日本の公的機関と協力して、ウイルステロを企むテロ集団に立ち向かうドラマでした。
注目するべきは俳優陣の豪華さで、三浦さんの妹が川島海荷(26)。テロ組織も吉瀬美智子(45)や、参謀を務めるコードネームJこと神崎潤に成宮寛貴(現:平宮博重・37)、スパイとして三浦たちに接触していた片瀬那奈(38)、シーズン2のヒロインに黒川智花(30)や、テロ集団『魔弾の射手』のメンバーに満島ひかり(34)、警察庁公安特殊三課に高嶋政宏(54)。神木隆之介も、『魔弾の射手』の一員として出演していました」(専門誌記者)
■原作者が続編の可能性を示唆
ハッキングを駆使してテロリストの魔の手から日本を護るという、スリリングなドラマだった『ブラッディ・マンディ』。豪華な俳優陣だけに、Paraviでの配信に喜ぶ視聴者も多かった。
「実は『ブラッディ・マンデイ』の原作漫画を手掛けていた漫画原作者、小説家、脚本家の樹林伸(連載時は龍門諒名義)が、7月21日にツイッターで、“”なんか出来ないのかな? それって、冒涜ではないよね? もう一度会いたい気持ちだよね。ブラッディ・マンデイで。ドラマのシーズン2から、今年で10年になる。TBSに企画持って行こうかな。ふと、イメージは湧いた。ダメもとで“とツイートしているんです。樹林氏といえば、業界では名の通った人物。それだけに、佐藤を主演に、スピンオフが作られる可能性もゼロではありません」(前出の専門誌記者)
『スター・ウォーズ』のレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーや、『ワイルドスピード」シリーズの主人公だったポール・ウォーカーは、映画の撮影中に急逝。しかし、レイア姫は生前の未使用シーンで、ポール・ウォーカーはCGと兄弟を代役に起用して、映画は完成している。
■邦画にも前例はある
「日本映画でも、19年に『男はつらいよ お帰り 寅さん』がありましたよね。渥美清は96年に亡くなりましたが、映画では主題歌をカバーした桑田佳祐(64)を筆頭に、現代の俳優たちと違和感なく画面上で共演していました。三浦さんも写真や過去の映像をうまく利用すれば、客演できる可能性はあります」(映画ライター)
いつか、佐藤と三浦さんの『ブラッディ・マンデイ』続編が見られる日が来る。そう思いながら、いまはただ待ちたい。