角川春樹 監督作「みをつくし料理帖」はいつか映画化したかった (1/2ページ)
●ゲスト:角川春樹(かどかわ・はるき) 1942年、富山県生まれ。65年、角川書店入社。横溝正史のミステリー小説を手がけ、ブームを起こす。75年、角川書店の社長に就任。76年、映画製作に乗り出し、「犬神家の一族」「人間の証明」「時をかける少女」など数多くのヒット作を生み出す。95年、出版社「角川春樹事務所」設立。05年より、映画製作に復帰、「男たちの大和/YAMATO」「椿三十郎」「神様のパズル」などを製作。09年、11年ぶりの監督作「笑う警官」公開。10月16日、自身最後の監督作という映画「みをつくし料理帖」公開。
「人間の証明」「時をかける少女」など数々のヒット作を手がけてきた角川春樹氏が、10年ぶりにメガホンを取った「みをつくし料理帖」。「これが最後の監督作になる」と、みずから宣言する作品はいかに製作されたのか。映画界の暴れん坊とテレビ界の暴れん坊が激突!
テリー 今回の監督作「みをつくし料理帖」にはびっくりしましたよ。こんなに穏やかな、女の子2人の友情物語を角川さんが撮ったのかって。何か心境の変化があったんですか。
角川 前に(テリーのラジオに出た時に)歌手のASUKAを紹介したでしょう。彼女と10年前に結婚して、子供が生まれたら、今まで持っていた価値観がだんだん変わってきたんですね。自分よりも大切な存在があるんだなぁと初めて気づいて。
テリー へぇ。
角川 このコロナ騒動でも実感したしね。2カ月間、家で妻が作った料理を食べてると、子供と向き合う時間も増えるし。まぁ、この映画を撮ったのはコロナ騒動の前だったんだけどね。
テリー じゃあ、新しい家族ができて、穏やかな気持ちが生まれてきたと。
角川 そうだね。
テリー 今までさんざんヤンチャしてきた、あの角川さんが(笑)。