角川春樹 映画「みをつくし料理帖」撮影時に怒ったのは2回 (1/2ページ)
テリー じゃあ、今回は現場で怒るようなこともなく。
角川 そうですね、今回は2回だけ。
テリー あったんだ(笑)。
角川 いや、もうね、やっぱり現場では信じられないことが起こるんだよ。例えばね、(机の上の映画のチラシを指さして)この、野江のかんざしが見えるシーンね。
テリー 野江と澪が再会する重要なシーンですよ。
角川 これ、かんざしを左右逆に挿しちゃうと、かんざしだけが撮れないのに、助監督が逆に挿しちゃうとかね。で、全部撮り終わって、もう解散ってなった時に、「あれ、逆じゃないんですか」って言い始めて、「えーっ!」って。
テリー 今さら言うなよって。でも、意外とそういう単純なミスって見落とすんですよね。
角川 それから、これも助監督なんだけれども、まだ撮る予定だったのに、勝手に解釈して、出演者を「お疲れ様です」って帰しちゃったり。私はまだ撮る予定だったんですよ。で、「さぁ、撮ろう」っていう時に、「いや、もうみんなバラしました」「えっ、まだ終わってねぇよ」って。
テリー アハハハ!
角川 最後につる家のシーンがあったでしょ。澪が駆け込んできて、芳(若村麻由美)に抱きついて泣くシーン。あれを撮ろうと思ったら、役者を帰しちゃってるんですよ。「お前、(前のシーンと)つながんねぇだろ」って。
テリー いや監督、それは怒っていいです。
角川 それで慌てて呼びに行かせたんだけど、もう女優なんかヅラも外して、すっぴんでね。時代劇はメイクに1時間半とか2時間かかるんですよ。
テリー うわぁ。
角川 石坂さんなんて、もう車に乗ってたところを呼び戻して。