原辰徳、長嶋茂雄、星野仙一…プロ野球界を震撼させた「名言&暴言」舞台裏 (4/5ページ)

日刊大衆

敗戦に打ちひしがれるエースの闘争心に、火をつけたんです」(同)

 第7戦は美馬学、則本昂大の継投で9回まで巨人打線をゼロ封。9回には、前日160球を投げた田中が抑えとして登場し、二死、一、二塁というピンチを招くも、代打の矢野謙次を三振にしとめ、楽天を勝利に導いている。星野氏の老獪なひと言が、楽天に初の日本一を呼び寄せたのだ。

 選手のやる気を引き出すという意味では、故・仰木彬監督も定評があった。埋もれていたオリックス時代のイチローを、仰木監督が見出したのは有名だ。

「前任の土井正三監督は、“あんな打ち方ではダメ”と使おうとしませんでしたが、仰木さんが監督になるや、スタメンに抜擢。イチローは大ブレイクしました。そのときの仰木監督の言葉が、〈どんな格好でもヒットを打てれば使うよ〉です」(スポーツ紙デスク)

 “仰木マジック”とも称された、球界屈指の名伯楽だった。

 イチローと並ぶ天才である落合博満氏。3度の三冠王に輝いた選手時代の至言が、〈ヒットはホームランの打ち損ない〉というもの。

「並みの打者なら“ヒットの延長がホームラン”と考えるが、落合は逆。ロッテ時代には〈全打席、全球バックスクリーンを狙っていた〉というから、モノが違いますよ」(球界OB)

■ストライクは全部ホームラン

 同じことは、松井秀喜氏にも言える。

「松井は、打撃好調だった巨人時代の2001年に、〈理想だけど、ストライクは全部ホームランにしたい〉と話しています。彼は努力の人。天才肌ではなく、どちらかというと不器用でしたが、努力で大成したんです」(前出のデスク)

 広島の主力打者として活躍した“孤高の天才”前田智徳氏にも、ファンの心をえぐった名言がある。

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