パレスチナガザ地区の海岸でイトマキエイが大量死

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パレスチナガザ地区の海岸でイトマキエイが大量死
パレスチナガザ地区の海岸でイトマキエイが大量死


 パレスチナのガザ地区沿岸で、2月末、200匹を超える大量のエイの死体が発見されたそうだ。浜辺に打ち上げられたのは、エイの仲間で一番大きい種類の「オニイトマキエイ」。オニイトマキエイは成長すると全長約5メートルにもなる暖海性のエイで、学者たちはなぜ?と首を傾げ、漁師らは天からの恵みだ!と解体作業にいそしんだという。



HUNDREDS OF DEAD MOBULA RAYS 17FT IN LENGTH WASH UP ON GAZA SHORES WEDNESDAY (FEB 28, 2013)

 海岸に打ち上げられていたエイはは血まみれだったそうで、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校のエイの専門家ボブ・ルービン氏は、「石、砂、ボート、あるいは互いにぶつかり合ったような印象を受ける。綿密な調査を行わずに原因を述べるのは難しいが、エイは、潜水艦の電気信号あるいは騒音によって方向感覚を失った可能性がある」と述べた。

 海洋生物の専門家アレイスター・ダヴ氏は、中毒死した可能性があると予測。いずれにせよ正確な理由はまだわかっていないという。

ちなみにこの海岸でエイが打ち上げられたのは6年ぶり。学者らの不安をよそに、地元の人々は、「エイはパレスチナの海に戻ってきたのだ。漁師がここに置いておいたんだろう」と、エイの死因にはまったく関心のない様子。

 エイは地元の市場で、1ポンド(約454g)あたり約130円で取引されており、地元住人らはこぞって、海岸でエイを解体し、馬車に積んで市場へと向かっていったそうだ。


via:dailymail
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