コンビニでお手柄!詐欺被害を防いだ女性店員の「実名報道」に批判殺到のワケ (2/2ページ)
半数以上の遺族が匿名での報道を希望したにもかかわらず、それを無視する報道姿勢を貫いたのです。その結果、ネット上には被害者に関する情報が流布され、遺族が二次被害を受けるケースもありました」
その一方で、加害者に対しての実名報道の問題もあるという。
「いまの時代は起訴・不起訴にかかわらず、逮捕時に報じられた本名や顔写真などは、永久的にネット上に残ってしまうこともあります。仮にマスコミが実名報道後に記事を取り下げたとしても、ツイッターや個人ブログなどに転載されてしまえばそれらを全て消すことはほぼ不可能。懲役刑などで罪を償った後も、実名報道されたことによって就職が困難となり、再び犯罪行為に手を染めてしまうケースも見受けられます。マスコミの実名報道が犯罪を助長しているという見方もできてしまうのです」(前出・弁護士)
おろおろと怯えながら詐欺師に騙されかけた高齢者を救った女性店員の行動は称賛されてしかるべきもの。実名報道への認識の甘さがお手柄ニュースにケチをつけてしまったようだ。
(橋爪けいすけ)