松本人志「千鳥と霜降り本当にスゴイ」ガチ評価と“ダウンタウン越え“超重圧

日刊大衆

大悟とノブ(千鳥)
大悟とノブ(千鳥)

 10月16日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)は、「人志松本の酒のツマミになる話」と題して、お酒を飲みながらオチのない本音トークを繰り広げる企画が放送された。MCはダウンタウン松本人志(57)と千鳥の3人。歌手、俳優、芸人など、ジャンル問わずにゲストと楽しく飲み会しながら話す番組だったが、今回のゲストである三浦翔平(32)が、千鳥に関するエピソードを松本に紹介した。

「番組後半、松本がもうすぐ60代になることから、ちょっとずつ先のことを考えるようになった、という話題の際に、三浦が“次はこいつらだな、みたいなのも決めるんですか?”と、次世代のお笑いについて質問したんです。そして、松本が“ホントに千鳥……”と話そうとしたところで、三浦がノブ(40)と収録前日に飲んだ際の出来事を話したんですよ」(女性誌記者)

 ノブが酔いながら「ダウンタウンさんがライバルじゃ」と話したことを三浦は明かし、ノブは大慌てで「お前(三浦)は馬鹿か!」「腹切れるなら、いま切る!」と無礼を詫びようとしたのだが……。

■松本は千鳥を高く評価

 思わぬところからの暴露だったが、このノブの発言について松本は「千鳥はホンマにすごくて。全然そう言ってもらえたら嬉しいよ」と返し、改めて千鳥への高い評価を明らかにした。

「千鳥の2人は、以前からダウンタウンへのあこがれを公言していました。19年9月25日の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に千鳥が出演した際は、12年に“大阪から若手殴り込みで来た”という設定でダウンタウンと共演する機会があった際に、スタッフから“ ネクタイなしで、シャツも第2ボタンまで開けて『荒くれ』の感じで”と依頼されたのに、大悟がダウンタウンに失礼だと思われたくないあまり、礼儀正しくしようとしていた、というエピソードを話していました」(前出の女性誌記者)

 ノブも、今年10月10、11日に前後編でキングコング梶原雄太(40)のYouTubeチャンネル『カジサック』に出演した際に「いま考えたら俺らがおかしいのよ。なんもイキってるわけじゃないし、怖がらしてやろうとかじゃないのよ」と当時を振り返りつつ、若手時代にダウンタウンに憧れるあまり、「ダウンタウンさんならこうだろう」と、楽屋の隅でずっと、談笑するメンバーたちを睨みつけていた、という黒歴史をカミングアウトしていた。

■千鳥と霜降りが松本の2トップ

 今回の『ダウンタウンなう』での「ダウンタウンがライバル」発言について、ノブは9月18日放送の回で古市憲寿(35)が出演した際、中堅芸人について「松本さんみたいにはなれないじゃないですか。無理な人は次どこ目指すんだろう?」と話していた件をテーマに三浦と話し合っていた際の言葉だったと釈明していた。

 これに対して松本は「いやいや、千鳥はスゴいよ。ホントに」「千鳥と霜降り明星はここ最近でやっぱり……」「スゴイの出てきたなぁ、って思うよ」と、改めてその評価を口にしたのである。ちなみに、大悟(40)は「霜降りいま、震えあがっているでしょうね」としていた。

 また、現在の行くところまで行ったダウンタウンに目標は夢はあるのか」という話題が出た際には、大悟は新喜劇で松本と仕事をした際に、「オレが見本を見せてやる!」と一発コケる芸を披露した件に触れて、「スベる可能性もあることをやるのはすごいな。やらんでもいいのに」、ノブも「バイタリティ(がすごい)!」と、いまでも松本がチャレンジ精神にあふれていることを明かすと、松本は自身の信念について語りはじめた。

■霜降りの強みは個性を潰し合わないこと

「ホバリング(停滞)で許される時代でもない」「高く上がってて、ちょうどくらい」「上がってるほうが楽だぜ」と、お笑い界の頂点となった松本にしか言えない、説得力のある言葉を話したのである。

「そんな松本が認めた霜降り明星と千鳥は、本当に確かな実力の持ち主。ちなみに霜降りは、コンビでありながら2人ともピン芸日本一を決める『R-1ぐらんぷり』で決勝に進んだことがあります。ピンでも際立った個性が2人になることでつぶし合わず、それぞれの良さを生かしている、とお笑い評論家のラリー遠田氏は18年に『現代ビジネス』で評しています」(専門誌記者)

 霜降り明星のせいや(28)と粗品(27)はどちらも松本人志を敬愛していて、ツイッターでたびたび絡むこともあるほか、粗品の口癖「エグい」は、松本が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で「粗品エグいなぁ」と話したのが嬉しくて、口癖に転用していることを公言してた。

 しかし、千鳥も負けてはいない。

■令和で輝く昭和の芸風

「そもそも、千鳥は関東で有名になるには時間がかかりましたが、関西では本当にすごかった。大阪では“ロケと言えば千鳥”という評価だったし、何より上京する前の12年までは、11本ものローカル番組でレギュラーだったんです。

 また、ノブはまだ常識人に近いですが、大悟の破天荒なキャラクターは芸能人にも清潔さが求められる令和では異彩を放っている。酒、タバコ、女遊び。ヘタすれば好感度が下がる逸話も、大悟はそのキャラクターとあいまって、評価されているんですよ」(前出の専門誌記者)

 今年亡くなった志村けんさんも、昔の芸人のような荒っぽさと自分を飾らない大悟を気に入っていて毎日のように飲みに行き、ベロベロのまま収録現場に行くことも珍しくなかった。4月23日の『女性自身』(光文社)によれば、志村さんは「俺が死んだらお前がバカ殿をやったらいい」とまで話していたという。

「大悟も自分のキャラを自覚していて、13年元旦に『初詣!爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)で“ノブが7時間の大遅刻をする”という大事件が起きた際は、コント風謝罪を行い、“酒飲んで大事な仕事をトチるんは、キャラ的にワシのほうじゃ! お前がトチっても笑えん。頼むわ!”とツッコみ、場の空気を和らげていました」(前同)

■交友関係の広さに定評のあるノブ

「後輩がうまくいくと、“臨時収入”と称してこっそり消費者金融でお金を借りて、ごちそうしていた」という逸話も、大悟の人柄を表す有名な話だ。南海キャンディーズ山里亮太(43)が、19年10月の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)などで明かしている。

「大悟がお笑い界の後輩や先輩から好かれるエピソードが多い一方で、ノブの場合、東京へ来てからミュージシャンや俳優といった多岐にわたる幅広い交友関係を持っていて、こちらもすごい。有名なのは佐藤健(31)ですね。6月18日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で佐藤は“ノブさんは俳優さん、ミュージシャンに限らず、会った人すべての芸能人と仲良くなろうとする”と、番組にメッセージを送っていました」(テレビ局関係者)

 今年3月6日には美川憲一藤あや子氷川きよしというクセが強すぎな超豪華なメンツとの写真をインスタグラムに投稿したこともある。

■ミーハー気質が仕事に生きるノブ

「ノブはかなりのミーハー。それも、アイドル、韓流ドラマ、謎解きゲームから競馬までジャンルを問わない。最先端の情報に触れ続けていて、流行が変わる度にツッコミのレパートリーが増えていく。常に新鮮で、視聴者に飽きを感じさせないんです。これが大悟のまったくブレない昭和気質のキャラと噛み合って、爆発的な面白さになっていると思いますね」(制作会社関係者)

 先述の『カジサック』でも、梶原はノブを「テレビで好きなことをやられているって、珍しいと思う」「本当に好き勝手やっている。いい意味で」と、芸能界では逆に異色の存在になりつつあることを指摘している。実際、千鳥の冠番組『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)は、「女性用下着を液体窒素で凍らせたらブーメランになる?」「河原で球体のきれいな石を見つけられる?」といった、独特のユルさを感じる企画が好評だ。

「また、2度のパイロット版を経て今年10月8日に『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)がスタートしましたが、千鳥がそろってフジのゴールデンタイムでレギュラー番組を担当するのは、千鳥が上京するきっかけになった『ピカルの定理』以来7年ぶりです。古参ファンにとっては、これは“折り返し地点”と言えるかもしれませんね」(前同)

■まだまだ千鳥は止まらない。

『ピカル』を機に上京した千鳥だったが、番組はわずか半年で終了。その後しばらく売れない時代もあったが、東京でも売れっ子になり、一周回ってフジテレビのゴールデンに帰ってきた。

 10月1日に番組で総合演出を務める名城ラリータ氏は千鳥と番組について囲み取材に、

「ちょっと王道ではないかもしれないけど、特に短いネタの中に発見や共感がいっぱい出てくると思います。千鳥さんがストーリーを作っていく番組。千鳥さんのコメントまでが作品です」

「千鳥さんはレギュラー番組を10本以上持っていて、ネタじゃないけどそういうニュアンスのものは、ほかの番組でもやられている。『クセがスゴいGP』は、なるべくここでしか見られないような千鳥さんの姿を提供したい。クセがスゴい衣装を着るのも、ほかの番組でもやっていますしね。やっぱりネタ、やってもらいましょうか!(笑)」

 としていた。

 松本というレジェンドに実力を認められ、冠番組をゲット。重圧は増すばかりだと思うが、千鳥、霜降りなら乗り越えられるはず!

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