短縮日程でメジャー日本人投手に明暗!ダルビッシュ躍進の秘密は家族時間に (1/2ページ)
FAの目玉選手として、メジャーのみならず日本球界からも熱い視線を送られながら、ヤンキースの田中将大(31)は、らしくない背信投球を連発した。ポストシーズン初戦となった10月1日のインディアンス戦を5回途中6失点で降板すると、続く8日のレイズ戦でも5回途中5失点でKOされる始末。得意としてきたポストシーズンの大炎上劇で自身の市場価値を大きく落としてしまい、極東部門担当スカウトの間でもヤンキースからの放出話は現実味を帯びてきているようだ。
「ヤンキースは優先的に残留交渉できるQO(クオリファイング・オファー)を田中に提示できますが、約20億円で1年契約を結ぶほどの価値がないと考えています。球団としては、サイ・ヤング賞候補の一人であるバウアーを獲得したい思惑があるようです。それでも6年連続2ケタ勝利を挙げた田中の安定感をチーム首脳陣は手放したくないので、12〜13億円の1年契約というオファーを出す方向で検討しているようです」
今季の約24億円(推定、以下同)よりも10億円程度のディスカウントとなれば、他球団も黙ってはいない。「週刊アサヒ芸能」(10月15日号)で報じたように、NPBの楽天を含むメジャー他球団との大争奪戦に突入しそうな気配なのである。
「とはいえ、実働10年で要件を満たすメジャー年金の受給資格を得るまで、国内球団への復帰は考えにくい。田中と元アイドルのまい夫人は一般人同然に生活できるニューヨークから動きたくない意向のようです。金額に大差が出なければ、同じニューヨークに拠点を持つメッツが有利に交渉を進めるかもしれません。しかもメッツは、ヘッジファンド界の大物スティーブ・コーエン氏が買収を表明したばかり。11月のオーナー会議での承認が必要ですが、買収話がまとまれば、大型補強の目玉として田中の獲得に動く可能性は高い」(スポーツ紙デスク)
推定資産146億ドルという大富豪の参入で、田中を巡るマネーゲームに一波乱起きるか。
そんな田中に負けず劣らずオフの主役になりうる存在なのが、エンゼルスの大谷翔平(26)である。メジャー3年目のシーズンを終えて年俸調停の権利を獲得。今季約7300万円の年俸から大幅アップが見込まれているのだ。