テレワークでもパフォーマンスを落とさない、人事評価「トップ5%社員」の習慣とは? (2/4ページ)
ただ、成果の出し方というのは職能や職責によって違っていて、評価されにくい人も中にはいます。例えば、労働時間や売上を管理するようなタイプのマネージャー職は評価されにくくて、評価されやすいのはリーダー職だったりします。
特に「5%社員」に当てはまるリーダーは、常に未来を見ていて、今年だけでなく、来年再来年も目標を達成して行き続けられる人たちです。
――分析の結果、「5%社員」はどんな共通点を持っていたのですか?
越川:この調査では、対面・リモートによるヒアリングやWebアンケート、定点カメラなどでの行動分析を「5%社員」9142人、それ以外の社員8827人行い、そのデータをAIで分析しました。そこで分かったことは、「5%社員」は聞き上手で、変化に対して柔軟に対応できるという共通点がありました。常に変化を感じ取っていて、それに対応しようとする姿勢を持っているんです。
――だから社会の変化だったり、自身の異動だったりと変化に対しても、成果を安定して出せるんですね。その変化への対応力の高さは具体的にどこに出ているのでしょうか。
越川:彼らの言動を分析すると、意識が社内ではなく社外に向いています。仮に人事や経理といったコーポレート部門であっても、社内の閉ざされた環境にこもるのではなく、社会全体を俯瞰し、アンテナ高くして情報収集を行い、自分の業務に生かそうと努力しているんです。
――そういう方は転職してもその場で成果を残せますね。
越川:そうですね。私自身ヒアリングを行ってみて、「5%社員」は惹きつけられるような方が多かったです。話していると心地よくなるんですよ。私がヒアリングする側なのに(笑)。コミュニケーション能力が非常に高いのでしょうね。
また、私たちの調査に対して興味を抱いて、他社の「5%社員」はどういう人たちなのかということをすごく聞かれました。面白かったのは、その時に彼らは自分との共通点を探るのではなく、「自分との違い」を探しているんです。つまり、自分にはないものを吸収しようとしていたわけですね。