冷凍保存していたラーメンを食べた家族、食中毒を起こして9人死亡 とうもろこしが原因か (1/3ページ)

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 作った料理を冷凍保存する人は多いだろうが、海外では、冷凍保存された料理を食べた人が死亡するという事件が起きた。
 中国・黒竜江(こくりゅうこう)省で、とある家族が冷凍保存されていた自家製のラーメンを解凍して食べたが、食後に死亡したと海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『New York Post』が10月22日までに報じた。

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 報道によると、この家族は12人家族で、家族のうちの9人が朝食に1年以上冷凍保存されていた自家製ラーメンを解凍して食べたという。ラーメンはスープのほか、麺も自家製のものだった。食べられたラーメンは、この地域では古くから食べられている郷土料理で、麺はとうもろこし粉を発酵して作ったものだった。家族のうちの3人はこのラーメンが好きではなく、食べなかったという。

 9人の家族がラーメンを食べた数時間後、9人全員が吐き気をもよおし、病院に運ばれた。9人それぞれの年齢は明かされていない。9人は病院に運ばれ治療を受けたが、6日後に7人が死亡し、9日後に残りの2人も死亡したという。

 医師によると、9人の死因は、ボンクレキン酸を摂取したことによる中毒死だという。ボンクレキン酸はとうもろこしを発酵させることによって発生する毒物。家族が食べた、とうもろこしを発酵させて作る自家製麺からボンクレキン酸が発生した可能性が高いそうだ。冷凍状態が適切だったかどうかは分かっていないが、冷凍の家庭で発酵がさらに進み、ボンクレキン酸が発生したと思われている。

 今回の事件を受け、国民の衛生を管理する中国の国家機関・国家衛生健康委員会は「安全上の懸念からとうもろこしを使った発酵食品の摂取は避けることが最善である」という声明を発表した。
 このニュースが世界に広がると、ネット上では「私もよく食べ物を冷凍している。怖くなってきた」「家族が作ったものを食べて死亡するなんて辛いニュース」「家族のうちの9人が亡くなるなんて、残された3人の家族は辛いだろう」などの声が挙がっていた。

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