イラストや写真が多い読み物は、子供の文章の理解力を低下させる(米研究) (2/2ページ)
・過剰なイラストが子供の文章理解力を妨げていた
その結果、どの子供も1ページを読むのにかかる時間はそれほど変わらなかったが、デザインを変更した本を読んだ子供の場合、視線が文章から離れることが少なく、内容の理解度スコアも高い傾向にあることが判明したそうだ。
特に事前の調査で、文章から視線が離れがちな子供ほど、デザインの変更による効果が高いことも分かったという。

ストーリーに無関係なイラストのレベル image by:Carnegie Mellon University
おりしもコロナ禍により、子供たちの教育は教師が直接指導するものから、ITツールなどを利用したリモートワークスタイルに変化しつつある。しかしこれを逆にチャンスと考えようと研究者はポジティブに思っているようだ。
「これは素晴らしいことです。学習理論に基づいて、子供にとってもっと有益な体験になるような教材をデザインできるからです」と、エング氏は話す。
学校に思うように通えないという状況が、学習の効率をアップさせるチャンスに変わったのだ。
コロナは我々のライフスタイルを大きく変えた。だがそれにより、改善点が見つかったり、効率化が促進されたりすることもある。そういった意味では悪いことばかりではないのかもしれない。
この研究は『npj Science of Learning』(9月28日付)に掲載された。
References:Busy pictures hinder reading ability in children/ written by hiroching / edited by parumo