イラストや写真が多い読み物は、子供の文章の理解力を低下させる(米研究) (1/2ページ)

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イラストや写真が多い読み物は、子供の文章の理解力を低下させる(米研究)
イラストや写真が多い読み物は、子供の文章の理解力を低下させる(米研究)


 文章を読む力(読解力)は、生きていくうえで必要なスキルである。勉強や仕事、日々の暮らしの中でそれがないと面倒なことになる。ところが、アメリカでは3分の1の小学生が、その学年に期待される読解力の水準に達していないという。

 そこでカーネギー・メロン大学の研究グループは、教材のデザインが読解力の発達にどのように影響しているのか調べてみることにした。

 すると、イラストや写真をふんだんに使った本は一見楽しげで、子供が読書に集中してくれそうに思えるが、実際には彼らの注意を文章から逸らしてしまい、かえって内容を理解しにくくさせてしまうことが判明したそうだ。
・イラストが文章の邪魔をする?

 本を読み始めたばかりの子供向けの本は、物語のイメージを膨らませ、子供の関心を本に引き付けるために、可愛らしいイラストが盛りだくさんだ。

 しかし子供の効率的な読書教育を研究するアナ・フィッシャー氏とカサンドラ・エング氏らは、そうしたイラストが子供の気を散らしてしまい、肝心の内容を把握できないよう邪魔しているのではないかと疑念を抱いていた。

 そこで小学1、2年生の児童60名にその年齢向けに市販されている本を読んでもらうという実験を行った。

 彼らにオリジナルの本と無関係なイラストを削ってすっきりさせた本のどちらかを読んでもらい、内容の理解に差が出るかどうか比べてみるのだ。

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子供たちに読ませた本の一例 image by:Carnegie Mellon University

 本のデザインの見直しは大人の参加者が行った。彼らにイラストを見てもらい、内容と関係があると90%の人が同意したもの以外は、無関係なイラストとして削除された。

 また本を読む際は子供にアイトラッカーを装着してもらい、彼らの読書中の視線の動きを観察できるようにした。
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