リチウム市場:COVID-19の影響を受けるもその後は堅調な成長予測、2027年のLCEは100万トン超の見込み (1/3ページ)

バリュープレス

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「リチウムの世界市場:2030年までの展望、第17版」 (Roskill Information Services ) の販売を10月27日より開始いたしました。

価格サポート

炭酸リチウムと水酸化物の価格は2019年を通じて下落傾向を示し続け、1月から12月にかけて月平均価格は36%下落しました。2020年第1四半期の傾向として、月平均価格はさらに下落し、2014年以来初めてUS$7000/t Li2CO3まで下落し、リチウムイオン電池業界の強い需要拡大予測と供給量の不確実性による価格上昇に反した結果になりました。価格上昇がサプライチェーン全体の生産能力の向上を促したように、価格の下落は、鉱山製品から精製化合物に至るまで、ほぼすべての生産者にストレスを与え、生産量の削減や停止を引き起こしました。

自動車用バッテリー需要の上昇と下落

自動車用途での大型リチウムイオン電池の利用増加に伴い、二次電池業界からのリチウム化合物の需要は、2010年代を通して力強い成長を示しました。2019年には、二次電池がリチウム需要全体の54%を占め、そのほとんどがリチウムイオン電池技術によるものとなっています。ハイブリッド車や電気自動車の販売が急増したことでリチウム化合物の需要が注目されるようになったものの、EVの最大市場である中国での2019年下半期の販売減、2020年上半期のCOVID-19パンデミックに関連した世界的な販売減は、リチウム需要の成長に短期的な区切りをつけ、電池用途と産業用途の両方からの需要に影響を与えています。しかし、長期的なシナリオでは、今後10年間のリチウム需要は引き続き堅調な伸びを示しており、2027年のLCEは100万トンを超え、2030年までに18%以上の成長を遂げると予測しています。

炭酸塩vs水酸化物

電池用途がリチウム需要を支配していることから、市場は自動車用バッテリーの仕様を満たす製品を提供することに一層注力すると予想されます。

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