太陽系の外では、遠くに行けば行くほど物質の密度が高まることが判明(NASA) (3/4ページ)
・なぜか高まる物質の密度の謎
地球から181億キロ離れたヘリオポーズを通過後、ボイジャー1号が最初にプラズマ振動の計測を行ったのは2013年10月23日のこと。地球から183億キロ離れた地点での計測結果によれば、1cm3あたりの平均電子数は0.055個だった。
2019年1月30日、太陽圏から離脱したボイジャー2号もまた179億キロの遠方で計測を実施。1cm3あたりの平均電子数0.039個と、1号の計測値にかなり近い数値が得られた。
奇妙なことに、両機のデータはともに太陽から離れるほどに密度が高まることを示している。その後さらに地球から29億キロ遠ざかったボイジャー1号の計測値は0.13個。同様に60億キロ遠ざかった2号の計測値は0.12個だった。
密度が上昇したとはいえ、地球の大気圧プラズマ(大気圧で放電されるプラズマ)なら電子密度は1cm3あたり平均10兆個なので、それに比べればほとんど無にも等しい。それでも密度が上昇する原因は分かっておらず、謎めいている。