プロ野球・注目の「来季の監督人事」巨人の最大の強みとは? (2/2ページ)

日刊大衆

求心力という部分では、やや不安も残ります」(同)

■巨人の独走を許した理由は?

 セの他球団では、中日・与田剛監督、阪神・矢野燿大監督、広島・佐々岡真司監督が、いずれも留任。2年連続で最下位に沈むヤクルトでも、高津臣吾監督が就任1年目との理由で更迭論は出なかったという。

 野球評論家の江本孟紀氏も、球界の体質を踏まえて、こう指摘する。

「巨人の独走を許した責任の一端が、セ・リーグ5球団の監督にあるのは間違いない。3割打者が一人もいない、投手陣も盤石とは言えない巨人が、あれだけ勝てたのは、単に戦力だけの問題じゃないからね」

 だが、巨人には他球団にはない強みがあると言う。

「とはいえ、ことプロ野球では、現場主導でチーム作りができている原(辰徳)監督や楽天・石井一久GMのような存在はむしろ稀。特にセ・リーグは古い体質のチームがまだ多く、監督人事もオーナーの意向のようなしがらみが優先されてしまう傾向が強い。要は監督としての実績や能力以上に、政治力がモノを言う世界でもあるんだよね」(前同)

 パ・リーグに目を移すと、成績不振でシーズン途中に西村徳文監督が辞任したオリックスは、中島聡監督代行の監督昇格が濃厚。同様にBクラスに低迷した日本ハムでも、栗山英樹監督の続投が決定した。

「栗山さんも来季で日ハム歴代最長となる10年目。球団側としても“そろそろ代えたい”のはやまやまです。ただ、今年の東京五輪延期が、栗山さんにはプラスに働きました。実は、球団上層部の本命は稲葉篤紀日本代表監督。本当は五輪が終わって体が空く稲葉監督に来季を任せたかったものの、延期で、その話は持ち越しとなりました」(スポーツ紙日ハム担当記者)

 11月2日発売の『週刊大衆』11月16日号では、各球界から「構想外」と通告されたベテランたちの去就や原監督の動向についても掲載している。

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