プロ野球・注目の「来季の監督人事」巨人の最大の強みとは? (1/2ページ)

日刊大衆

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 3か月遅れの開幕から始まり、異例づくしのシーズンとなった2020年のプロ野球。残り10試合を切り、ファンの関心はパ・リーグのクライマックスシリーズ、そして日本シリーズへと移っているが、その裏では来季に向けた各球団の動きが活発化している。

 まずは、注目の監督人事から見ていこう。

「結論から言えば、来年も顔ぶれはほとんど変わりません。コロナ問題もあり、各球団はどこも、首脳陣を入れ替えるほどの時間も余裕も金もないのが実情です。すでに発表されたDeNAのラミレス監督から三浦大輔2軍監督への禅譲以外は、1軍監督はそのままでしょうね」(スポーツ紙ベテラン記者)

 では、DeNAでは、なぜ監督交代劇が起きたのか。ラミレス監督はこの3年間で、日本シリーズ進出を含む2度のAクラスにチームを導いているのだが……。

「あまりに采配が独特で、周りがついていけませんでした。IT企業が親会社で、外国人監督と聞けば、さぞやデータ重視派と思われがちですが、意外にもラミちゃんはバリバリの“勘ピュータ”派で、突拍子もない采配が多かったんです」(スポーツ紙DeNA担当記者)

 昨年序盤の時点で、すでに更迭論が出ていたという。

「それが今回の交代につながっているのは確かです。ただ“ハマの番長”の出番はもう少し機が熟してから、というのが球団側の当初の思惑でした。実は、次期監督は古巣復帰で話題性も十分な谷繁(元信)が既定路線だったといわれています。ただ、あの不祥事がありましたからね」(前同)

 この“不祥事”とは、先頃発覚した名門・東海大野球部の「大麻汚染」のこと。谷繁氏の息子が当事者の一人という報道もあり、監督案は白紙に戻ったという。

「DeNAオーナーの南場智子氏は、自身がいたく気に入っている理論派の仁志(敏久)を推していたんですが、球団としては人気面からも生え抜きにやってほしかった。それで、仁志を2軍監督にすることで事態を丸く収めた印象です。ただ、番長は人気こそ絶大ですが、現役当時から、そこまで人望はないタイプ。

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