ドングリ大凶作で日本各地に出没中!狂暴化クマに「殺されない」5つの心得 (1/2ページ)

日刊大衆

 今秋、日本各地でクマが出没し、被害が続いている。

「10月7日、秋田県藤里町の住宅街で、栗拾いの帰りの83歳の女性が襲われ、1週間後に亡くなりました。その6日前にも、新潟県で歳の女性が死亡しています」(全国紙社会部記者)

 環境省によると、昨年クマに襲われた人は全国で157人。これは一昨年の3倍に当たり、過去10年で最多だったが、今年はそれを上回るとの試算も出ている。

「農村の過疎化で山林が荒れ、耕作の放棄された田畑が、クマにとって住みやすい場所になっている。ハンターが減ったことも原因の一つです」(地方紙記者)

 さらに今年は梅雨の長雨などの天候不順で、エサのドングリが8年ぶりの大凶作になったことも要因に。

「その結果、エサを探して里に下りてくるクマが増えています。特に、ドングリが豊作だった17年に子グマがたくさん生まれた。彼らが今、怖いもの知らずな“2歳児”として、暴れているんです」(前同)

 クマと出合わないためには、また遭遇したときに、どうすれば命を守れるのか。日本ツキノワグマ研究所(広島県廿日市市)の米田一彦理事長にその心得を聞いた(以下、発言は米田氏)。

(1)音を出す クマは本来臆病なので、音のほうには近づかない。目撃情報のあった地域で外出する際は、音が出るものを身につけておくことだ。

「鈴は神社に吊されているガラガラ鳴るタイプより、チーンと高い音が鳴るタイプが効果的です。笛を吹く5つの5つの心得心得のもいい。農作業中にはときどき、鎌の柄で木の幹や手押し車をガンガン叩いてください」

(2)食べ物の匂いを消す クマが民家や倉庫に進入するのは、食べ物の匂いに誘われるためだ。

「食料品は必ず密閉して戸棚にしまってください。収穫した果物や野菜も同様です。生ゴミを外に放置するのは、もってのほかです」

(3)姿を隠す クマにとって、相手との間に障害物のない状況はパニックを起こしやすい。

「住宅地でクマの姿を確認したら、電柱や生垣の後ろに隠れて、こちらの動きを見せないことが重要。

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