アスリート必見 パフォーマンスを高めケガを予防するスポーツマッサージの基礎知識 (1/2ページ)
アスリートに常につきまとうのがケガや故障である。特定の筋肉を酷使すれば、当然その箇所には負担がかかり、張りや痛みが出やすい。深刻なケガになったり、痛みが慢性化する前に、いかに体をケアするかは、スポーツをする全ての人にとっての課題。それをいかに防ぎ、痛みを軽減するかがスポーツトレーナーと呼ばれる仕事の腕の見せ所である。
『目指せスポーツトレーナー! SUZURAN式SPORTS MASSAGE』(田渕直人著、幻冬舎刊)は、全国25カ所に展開する「すずらん鍼灸接骨院」で、延べ4万人以上のアスリートに施術を行なってきた田渕直人さんが、スポーツマッサージの手技を解説していく。
■アスリート向けのマッサージは通常のマッサージとは異なる通常の整体で行われるマッサージと、アスリート向けのスポーツマッサージは、手法も目的も明確に異なる。
リラクゼーションを目的として行われることが多い通常のマッサージとは違い、スポーツマッサージは競技によって痛みやすい部分や、疲労しやすい箇所に対してマッサージを行い、アスリートのパフォーマンスの向上を目的としている。
田渕さんによると、スポーツで激しい動作を繰り返していると。筋肉が過度に緊張し。筋肉同士が癒着しているような状態になるため、スポーツマッサージでは体の構造を熟知したうえで、「筋肉をはがす」「筋肉をずらす」「筋肉を持ち上げる」などの動作を意識する必要があるという。
手法についても、通常のマッサージが筋肉の表層部にアプローチし、「気持ちよさ」を重視するのに対して、スポーツマッサージはより筋肉の深層部にアプローチして、硬くなり、血流が悪くなった「こり」を取り除く方法がとられる。
■スポーツマッサージに必須の手技とはただ、これは素人がいきなりできるものではない。本書では、アスリートや日常的にスポーツをしている人だけでなく、スポーツトレーナーを目指す人に向けて、施術をするために必要な知識や技術、トレーニング方法を明かしているが、スポーツマッサージの施術には、複数の手技を対象の状態に合わせて使い分ける必要があるという。