夏目漱石のオマージュ?正岡子規の代表作「柿食えば…」には元ネタがあった (2/3ページ)
実は病気で日清戦争(明治二十七1894年~同二十八1895年)から松山へ帰郷した子規が、ちょうど赴任していた漱石の下宿に転がり込んだ時、この句を見て柿の名産地である奈良県を連想。
そして奈良を代表する名刹の一つである法隆寺を当てはめた(※)のが大ヒット?現代に至るというのです。
(※)子規の法隆寺参詣については諸説あり、中には当時の病状から奈良へ旅行したこと自体を疑問視する指摘もあります。
漱石は参禅(さんぜん。禅の修行)のため鎌倉に滞在していたことがあり、こと思い出の深かった建長寺について他にも
「鐘つけば 銀杏散るなり 建長寺」
という句も詠んでおり、これらの作品が子規の感性を刺激した可能性が指摘されています。