夏目漱石のオマージュ?正岡子規の代表作「柿食えば…」には元ネタがあった (1/3ページ)
秋と言えば、実りの秋。秋を代表する果物と言えば、柿ですよね。そして柿と言えば、明治の俳人・正岡子規(まさおか しき。慶応三1867年~明治三十五1902年)。
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺(ほうりゅうじ)」
若くして世を去った子規が、34歳の生涯で遺した20万以上の俳句の中でも特に有名なこの句は、松尾芭蕉(まつお ばしょう)の「古池や 蛙(かわず)飛びこむ 水の音」と並んで俳句の代名詞ともなっています。
本作の初出は明治二十八1895年『海南新聞』11月8日号ですが、実は子規のオリジナルではなく、オマージュではないかとする説があるようです。
もしそうだとするなら、いったい誰のどんな俳句だったのでしょうか。
元ネタは鎌倉の建長寺?二人の友情が生んだ名句正解は同世代の夏目漱石(なつめ そうせき。慶応二1867年~大正五1916年)が詠んだ、こんな一句。
「柿食えば 鐘がなりけり 建長寺(けんちょうじ)」
あれ?子規の句だと奈良県の法隆寺だったのが、こちらは鎌倉の建長寺になっています。