知れば知るほど面白い胎蔵マンダラ!見方や意味を徹底解説! (3/5ページ)

心に残る家族葬

こうして第1層が終わり、上の層への階段が現れることになる。

■胎蔵マンダラの旅:第2層 文珠院・蘇悉地院、地蔵院・除蓋障院

第2層の文珠院には文殊菩薩がいて、第4レベル「唯蘊無我心」(見かけに囚われない)を説いてくれる。自分という固定した実体があると思うからそれに囚われてしまう。実体が存在しないなら、悩み、苦しみも存在しないことになる。我々はここで仏教の基本である無我論を学ぶ。

奥に進むと「地蔵院」があり、地蔵菩薩が第5レベル「抜業因種心」(迷いの原因を断つ)の案内をしてくれる。自分だけではなく、周囲で起こる出来事、世界そのものにも実体はないとする。しかし本当のことなんか何もないんだというニヒリズムには陥いる危険がある。そうならないように慈悲の仏・地蔵が担当していると思われる。地蔵はいきなり否定するのではなく、囚われることなく自然を感じてみようと教えてくれる。

蘇悉地院は文珠院と、除蓋障院は地蔵院と組み合わせになっているが本稿では省略する。ここまでがいわゆる小乗仏教(上座部仏教)のエリアである。

■胎蔵マンダラの旅:第3層 釈迦院・虚空蔵院

この層から大乗仏教の世界に入る。仏教の本家釈迦如来の「釈迦院」と叡智の仏・虚空蔵菩薩の「虚空蔵院」である。虚空蔵院には千手千眼観音、金剛蔵王菩薩らがいる。千手観音には千もの手や眼があり、金剛蔵王も108の腕がある。それだけの人を救うためのもので、第6レベル「他縁大乗心」(澄んだ心を人に向ける)の象徴だ。ここにきて他人の存在を意識するようになる。

先に進むと釈迦院である。仏教の教主・釈迦如来が迎えてくれる。我々はすでにすべての物事は実体が無いことを学んだ。ここではさらに我々に襲いかかる悩み、苦しみといったものも「空」であると知り苦しみから解放される。第7レベル「覚心不生心」(一切迷いなし)である。ここに至ればほとんど仏に近いが、さらに上の層がある。

■胎蔵マンダラの旅:第4層  観音院・金剛手院、遍知院・持明院

ここは面白い構図になっている。観音院と金剛手院、遍知院と持明院が向かい合って、一見対立しているように見える。観音院の仏はつぼみの蓮華を持っていて、遍知院の仏も比較的穏やかである。

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