身近な地名に意外な由来?地図で見つけた「丹三郎」調べてみたら戦国武将の名前だった (1/3ページ)
私事で恐縮ながら、地図を眺めて面白い地名を発見するのが好きです。
「一体この地名には、どんな由来があって、どんな思いでつけられたのだろう?」
そんな視点から見てみると、そこに生きていた人々の暮らしぶりや文化を感じられることもあります。
そこで今回は、奥多摩町(東京都西多摩郡)にある大字「丹三郎(たんざぶろう)」について紹介。いかにも人の名前っぽい地名ですが、果たしてモデルはいるのでしょうか?
北条氏に仕えた戦国武将調べてみたところ、この地名のモデルとなったのは原島丹三郎友連(はらじま たんざぶろうともつら。文明八1476年~天文1532~1555年間没)という戦国武将のようです(史料によって諸説あり)。
原島家はもともと武蔵七党の一つである丹(たん)党の末裔で、祖先には源平合戦のハイライト「敦盛の最期」で有名な熊谷次郎直実(くまがいの じろうなおざね)がいるとも言われています。
武蔵国足立郡原島村(現:埼玉県熊谷市)一帯を治めていた豪族で、友連もこの地で生まれましたが、後に相模国(現:神奈川県の大部分)から北条(ほうじょう)氏が北上してくるとこれに臣従。