スポーツマッサージのプロが教える「マッサージで良くなる痛み・ならない痛み」 (1/2ページ)
アスリートたちのパフォーマンスと体調を支えるのがスポーツトレーナーと呼ばれる人々だ。
アスリート本人でも気付いていないようなケガの兆候を感じ取ってケアをしたり、体の痛みを和らげたりと、まさに縁の下の力持ちといった存在のこの仕事を目指す人に向けて書かれたのが『目指せスポーツトレーナー! SUZURAN式SPORTS MASSAGE』(幻冬舎刊)である。
今回は著者であり、すずらん鍼灸接骨院グループを展開する田渕直人さんにインタビュー。スポーツトレーナーの手技であるスポーツマッサージとは何か。通常のマッサージとはどう違うのかなど、様々な疑問をぶつけた。その後編をお届けする。
■マッサージで良くなる痛み、良くならない痛み――マッサージによって痛みが和らぐというのはわかるのですが、パフォーマンスが向上することもあるんですか?
田渕:筋肉の柔軟性を取り戻したり、関節の可動域を広げたりといったことがマッサージでは可能です。たとえばゴルフのドライバーの飛距離などは、これらによってだいぶ差が出るんです。
――今回の本では、症状ごとのスポーツマッサージの手法が細かく解説されています。疑問に思ったのが、椎間板ヘルニアなども、マッサージで症状を軽減させることができるのかという点です。
田渕:程度にもよりますが、可能です。椎間板ヘルニアというと、手術のイメージが強いと思いますが、必ずしも手術をしないといけないということもないんです。手術しなければどうにもならないものもあれば、そうでないものもあるというのが実情です。
椎間板ヘルニアは腰椎と腰椎が圧迫されて、中から核が飛び出てしまって痛みが出るものなので、手技としては、腰椎の間を広げてあげることで、手術しないでいい方向に持っていくということが可能なんです。
――スポーツマッサージで良くならない痛みというものもあるんですか?
田渕:もちろんあります。