嵐に山P、EXILE「人材流出&高齢化」で男性アイドル“冬の時代”突入!?

日刊大衆

嵐

 10月31日をもって、ジャニーズ事務所を退所していたことが明らかになった俳優で歌手の山下智久(35)。ここ10年でベテラン勢の不祥事や退所が相次ぎ、故・ジャニー喜多川社長(享年87)が築き上げてきた“帝国”の屋台骨を揺るがしかねない状況となっている。

 公式サイトによれば、山下から「本格的に活動の拠点を海外に移したい」「現在オファーがある海外作品に参加するため、契約満了前の退所を希望する」と申し出があったのだという。8月に未成年女性との飲酒やホテルへの“お持ち帰り”疑惑が報じられ活動自粛中だったことに加え、週刊誌のスクープをきっかけとした“後出し退所”に一部で批判の声も上がっているが、ジャニーズタレントトップの約500万人ものインスタフォロワー数を抱え、先陣を切って海外進出の道を切り開いてきた山下の離脱は、事務所としても痛手となるはずだ。

 一方で、SMAP解散後、長らく国民的アイドルとして君臨してきたもまた、今年限りで活動休止に入る。11月3日に行われたオンライン配信ライブ『アラフェス 2020 at 国立競技場』は、推定1,000万人が視聴したとされ、改めてその絶大な人気を証明した。ステージ上でファンとの再会を誓った彼らだが、果たして5人での復活が実現するのかは不透明だ。メンバーの大野智(39)が今年4月、個人芸能プロダクションを設立していたことが明らかとなり、近い将来、事務所を退所するのではないかとささやかれているからである。

■ジャニーズだけじゃない!LDHからも......

 そんな“人材流出”による転換期が訪れているのは、ジャニーズだけではない。ダンス&ボーカルグループ輩出の双璧をなしてきたLDH JAPANからは、EXILEのボーカル・ATSUSHI(40)が11月2日付でグループを卒業し、ソロ活動に専念することが発表された。

 グループの顔でもあったATSUSHIだが、卒業に際するコメントで「今後の人生を考える中で、限られた時間の中でソロのアーティストとして新たな夢に挑戦したいという思いが強くなり、40歳という節目を迎えたことを機にEXILEを離れるという決断をした」と自身の“年齢”が1つの区切りになったことを明かしている。

「山下も大野もATSUSHIも、世間的には“中年”に差しかかる頃合いです。来年3月にジャニーズを退所するTOKIO長瀬智也(42)も“裏方として新しい仕事の形を創り上げたい”とのことですし、人生の折り返し地点を迎えて、本当に自分がやりたいことは何なのか、いろいろと思うところがあったのでしょうね。しかし、これらの影響で、日本の男性アイドル市場はこれから大きく冷え込むことが予想されます」(女性誌記者)

■頼みの綱はKing&Prince、SixTONES、SnowMan!?

 記者はこう続ける。

「アラフェスで、一夜にして映画『鬼滅の刃』超えの興収を叩き出したとされるドル箱の嵐は間もなく活動を休止。ジャニーズはKing&PrinceSixTONESSnowManといった若手グループを次々にデビューさせていますが、SMAPや嵐クラスになるにはまだまだ年月がかかるでしょう。

 また、既婚者が増えて高齢化してきたEXILEも、以前のようなアイドル枠からは外れつつあります。ネクストEXILEとして、強力なライブ動員力で市場を活性化してきた三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEでさえ、メンバーの平均年齢は34歳を超えている。先日、未婚のパパとなったことを発表したELLY(エリー/33)に続くメンバーの結婚ラッシュが起これば、さらなるファン離れも懸念されます。男性アイドル市場をけん引してきた両事務所における人材流出と高齢化の影響は、想像以上に深刻だと思いますよ」(前同)

 私たちの心を躍らせてくれたアイドルたちが、続々とネクストステージに移行している昨今。コロナ禍の冷え込みまで吹き飛ばす、次世代グループの「早期台頭」が待ち望まれている。

「嵐に山P、EXILE「人材流出&高齢化」で男性アイドル“冬の時代”突入!?」のページです。デイリーニュースオンラインは、ELLYKing&PrinceSnowMan鬼滅の刃大野智エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る