日本シリーズ、ソフトB絶対有利とは限らない? 先行逃げ切りに活路か、巨人が“4タテ”のリベンジを果たす鍵は (1/2ページ)

リアルライブ

原辰徳監督
原辰徳監督

 1950年に開始され、今年でちょうど70年を迎えるプロ野球日本シリーズ。セ・リーグ1位の巨人とパ・リーグ1位のソフトバンクが激突する決戦がいよいよ本日から幕を開ける。

 2年連続で同じ顔合わせとなった日本シリーズだが、昨年はパ・リーグ2位からCSを勝ち上がったソフトバンクがその勢いのまま巨人を「4勝0敗」でスイープ。1990年から1992年の西武以来となる3年連続日本一を達成した。

 昨シリーズの“4タテ”が記憶に強く残っているファンが多いのか、今年もソフトバンクが圧倒的な差を見せつけ4年連続日本一を成し遂げるという見方が多数を占めている今シリーズ。だが、下馬評に反して巨人が昨シリーズのリベンジを果たす可能性が低いわけではない。

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 昨シリーズは初戦から「2-7」、「3-6」、「2-6」、「3-4」で4連敗を喫した巨人だが、第3戦以外の3試合は全て先発がクオリティ・スタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)をクリアするなど試合を作っている。打線が序盤からリードを奪うことができれば、その分先発が長いイニングを稼げるようになるため試合を有利に進められる可能性は高くなるだろう。

 ソフトバンクは14、15日に行われたCSでロッテを2連勝で下し今シリーズに駒を進めているが、初戦は2回(2失点)、2戦目は初回(3失点)に先発が先制点を許している。巨人の上位打線を担う吉川尚輝、松原聖弥、坂本勇人らは、立ち上がりに難を抱える相手先発を初回から徹底的に揺さぶっていきたいところだ。

 なお、チームを率いる原辰徳監督は今シリーズにデータ解析や非公開でのサインプレー確認など、1点をもぎ取るための事前準備に精を出していることが伝えられている。指揮官が今日までにどれだけ細部を詰められるかで、打線の働きが決まることは言うまでもない。

 序盤に奪った得点を最後まで守り切るためには当然野手の守備も重要な要素となるが、その鍵を握るのは今シリーズに限り特例で採用される“全試合DH制”。

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