農水省のHPにアクセス殺到!「稲作ゲーム」大ヒットの要因は農業体験に!? (2/2ページ)
古い時代の稲作については、農業大学や全国の歴史資料館を巡り、現代農業についてはインターネットや国立図書館の学術論文をもとに勉強しながら知識を得たといいますからね。つまり、『天穂のサクナヒメ』には、地道な調査に裏付けられた稲作のエッセンスがふんだんに詰め込まれているということです。また、京都や古民家で有名な白川郷などを訪れて日本の伝統家屋についても入念な調査を行ったといいますからね。そうした細部のこだわりもプレイヤーを惹きつける魅力となっているようです」(前出・ゲーム雑誌ライター)
今や長寿番組となった『ザ!鉄腕!DASH!!』のDASH村しかり、農業や田舎暮らしは口でいうほど簡単ではない。しかし、自然界から厳しい条件を突きつけられるからこそ視聴者は惹きつけられるのだろう。米づくりを知らなくても「天穂のサクナヒメ」にハマるユーザーが続出するのも理解できる。
「遊び心も大切ですが、やはり作り手もユーザーも真剣に米づくりを極めようとしている点が興味深いですね。ユーザーの間でも《米ってこんなに作るの大変なんだ》《これからは大切に一粒一粒味わって食べよう》と、現実世界でも米を大事にしようという思いが広がっています。農水省のお役人が作ったお決まりのパンフレットやポスターでは、ここまで若者の心をつかむのは難しいでしょうね」(業界紙記者)
ゲームのヒットをきっかけに、お米を大切にする若者が一人でも増えることを願ってやまない。
(灯倫太郎)