「福島」「いわき」東北ナンバーのプレートがアメリカで売買される意外な理由 (2/2ページ)

Asagei Biz

中には『字光式』と呼ばれる光るナンバープレートや赤い斜め線や赤枠が入った『仮ナンバー』、大使館車両が付ける『外ナンバー』まで扱う店もあり、高額で取引されているようです」

 ここ数年、特に目立つのが「福島」「いわき」「宮城」といった東北ナンバーだという。

「おそらく、2011年の東日本大震災で津波被害を受けたクルマについていたナンバーだと推測されますが、通常、廃車にする車両は抹消登録されナンバープレートを返納するため、そのままの状態で出回ることはない。ただ、記念所蔵の制度があるため、不要になったプレートがほしい場合は直径4cmの穴を空けたうえで保管が認められます。しかし、盗難や災害などで所有者の手を離れた車両のプレートは、そこまで厳密な管理が及ばないというのが実情なんです」(前出・ジャーナリスト)

 つまり、それらのナンバープレートが特殊なルートをたどり、海外に輸出され、それがショップやサイトなどで販売されているということなのか。

「外国人にとっても漢字とひらがな、さらに数字の組み合わせは、ある意味新鮮なのかもしれませんね。日本車専門のサイトのなかには、日本の12ヵ月点検ステッカーや、車検ステッカー、車庫証明ステッカーなどが、そこそこの高値で販売されたりしていますから。日本車マニアにとっては、ナンバープレートは垂涎の的なのかもしれません」(前出・ジャーナリスト)

 ある日突然、愛車のナンバープレートが消えていたら……。犯罪者集団に悪用されるよりは、見知らぬ異国の地で日本車愛好家の手に渡ったほうが少しはマシかもしれない。

(灯倫太郎)

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