コロナという名前の女性、自宅に脅迫めいた電話やレストラン予約拒否など差別を告白 (1/3ページ)

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 新型コロナウイルスの流行に伴い、感染者への差別が深刻化しているというニュースが度々報じられるが、海外では「コロナ」という名前によって差別を受けた人がいる。

 イギリス・マンチェスターに住む、「コロナ」という名前の49歳の女性が、新型コロナウイルスの流行によって、名前のせいで嫌がらせを受けていると海外ニュースサイト『New York Post』と『Mirror』が11月10日までに報じた。

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 報道によると、女性の名前は、病院で女性を取り上げた助産師の名前をとる形で、「コロナ」と名付けられたという。女性は今年、新型コロナウイルス流行がきっかけで、いくつかの嫌がらせを受けたそうだ。女性には5人の子どもがいるが、娘の一人を歯科に連れて行き、受付で娘の親である女性の名前が告げられた際、たまたま女性の名前を聞いていた別の患者が、女性に向かって「世界を苦しめるのはどんな感じ?」と言ってきたそうだ。別の患者がどのような態度で発言したかは明かされていないが、女性は「笑えなかった」と当時の状況を説明している。

 また、レストランでテーブルを予約しようと名前を告げると、冗談だと思われたり、名前が原因で予約ができないことがあるという。ほかにも、家には女性を攻撃することを示唆するようないくつかの脅迫めいた電話がかかってきているそうだ。『Mirror』によると、女性は嫌がらせに対し、「本当にフラストレーションがたまっている」と話しているという。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「女性は何も悪くないのにかわいそう。こういった風評被害をなくしたい」「悪いのは嫌がらせをする人だけどレストランの予約は偽名を使えばいいのでは?」「偽名を使うこともできるけどそれをしないのはプライドがあるから。それでいいと思う」などの声が挙がっていた。

 新型コロナウイルスを連想させる名前で苦痛を味わった人は、海外だけではなく日本にもいる。

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