男性が小さな哺乳瓶で野良の子猫にミルクを。ニューヨークの地下鉄車内で見かけたやさしい世界(アメリカ) (2/3ページ)

カラパイア



2_e3
image credit:Gillian Rogers/Facebook

・猫は、母親を失った野良猫だった

 小さな子猫の世話をしている男性に心打たれたジリアンさんは、男性に話しかけ、事情を聞いた。

 男性によると、子猫が路地裏で鳴いていたのを目撃したという。近くに母親の姿はなく、1匹だけ取り残された子猫は母親を求めてせいいっぱいの鳴き声をあげていたそうだ。

 男性はしばらく母猫を探したがどこにも見当たらない。このまま子猫を放置すれば飢えか寒さで死んでしまうと思い、子猫を保護したのだそうだ。

3_e1
image credit:Gillian Rogers/Facebook

 飢えで苦しんでいるであろう子猫を思い、男性はペットショップに立ち寄り小さな猫用の哺乳瓶とミルクを買い、車内で子猫にミルクを与えていたのだ。

 他の乗客に目もくれず、ただ漠然と列車に乗っていたらまったく気が付かなかったであろう光景だ。だが、自身も動物保護活動を行っているジリアンさんはその男性のことを見逃すことはなかった。

 困っている動物に救いの手を差し伸べている誰かの姿を見ることはとても心温まるものであり、そのやさしい世界に幸せを感じずにはいられなかったようだ。
「男性が小さな哺乳瓶で野良の子猫にミルクを。ニューヨークの地下鉄車内で見かけたやさしい世界(アメリカ)」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る