思ってたより近かった。超大質量ブラックホールはこれまで想定されていたよりも地球に近いことが判明(日本) (3/3ページ)

image by:NAOJ(日本国立天文台)
・銀河中心までの距離は2万5800光年
1985年、国際天文学連合によって発表された銀河中心までの距離は2万7700光年だった。また昨年ヨーロッパ南天天文台パラナル観測所のGRAVITYは、2万6673光年と計測している。しかしVERAプロジェクトによる計測値は、さらに近く2万5800光年である。
それだけでなく、太陽系の公転速度も従来の想定より速いという結果が得られている。これまで秒速220キロとされていたが、新しい測定結果によれば秒速227キロだった(そう、我々は銃弾なんて比べ物にならないくらいの速度で宇宙をぶっ飛んでいる)。
それほど大きな違いには思えないかもしれないが、天の川の中心で起きている現象の観測やその解釈に影響を与える可能性があるとのこと。
なおVERAは今後も天の川を観測し続けるが、「東アジアVLBI観測網」に参加することも決定している。アジア各国の電波望遠鏡と連携して構築されるのは、直径5500キロ級に及ぶ世界最大の観測ネットワークだ。
この研究は、『Publications of the Astronomical Society of Japan』(4月24日付)に掲載された。
References:日本国立天文台/ written by hiroching / edited by parumo