意外に多い。「婚約破棄」の乗り越え方 (1/3ページ)
周りを見渡せば意外に多い「婚約破棄」。
とはいえ、結婚の約束をしていた未来ある幸せな2人が、さまざまな理由で婚約を破棄し、その後別れることになる、というのはとても悲しいことですよね。
去った方も、去られた方も、しばらくは傷を抱えたり、自分はもう結婚できないんじゃないか、これ以上に真剣な恋には出会えないんじゃないか、と落ち込んだりするかもしれません。
そもそもなぜ婚約を破棄するに至ったかって、「恋愛と結婚は違った」「お互いの価値観が合わなかった」「周りを巻き込んだ時に状況が変わった」など、カップルによってその理由はいくつもあると思います。
いろんな理由を聞いて、私が思うのは「それだけ、2人の関係を真剣に考えて誠実に出した答えで、間違いはなかったんだろう」ということ。
■話し合った末の婚約破棄は、誰も責められない
結婚に至るまでにはたくさんの話し合いがなされます。
付き合うに至るまでだと、「好きなタイプは?」とか「休日は何してるの?」とか話すくらいですが、結婚となると話は別。
結婚後に住む場所のこと、お互いの仕事のこと、お金のこと、両親や兄弟など親族のこと、結婚式のこと、子どものこと……。結婚という大きなライフイベントに対して、お互いがどう立ち向かって行くのか、かなりのすり合わせが必要となってきます。
また自分たちだけではなく周囲を巻き込むため、職場の人や家族など社会的なつながりがある人たちとも、すり合わせる場面が出てくるかもしれません。
結婚してからどうにかすれば良いと考えるカップルもいれば、結婚後に「こんなはずじゃなかった」とならないように、お互いのために、きちんとすり合わせをするカップルも多いことと思います。
そんな時に、決定的な価値観の相違があれば、2人が別れの道を選ぶこともおかしくありません。
大人である2人が、話し合い、時に傷つけ合いながらも、価値観や未来像を正直に話すというのは、とても大事なことで、その厳しさも優しさであると思います。