オーストラリアの綺麗な島が中国企業に買収されめちゃくちゃに 観光客や住民を締め出す 住民「綺麗な島が中国共産党の物になった」 (2/3ページ)

ゴゴ通信

・ウミガメの生態などもめちゃくちゃに

中国メーカーがむやみに行った海岸整備事業も住民の不満を生んだ。 昨年11月、ウミガメの産卵期とあいまって進められた海岸整備事業で、一部の海辺は特有の美しさを失っている。海岸を平らに固め、水のしずくを砂で覆ってしまい、ウミガメ生息地破壊の憂慮も続いた。

ある住民はオーストラリアのABCニュースとのインタビューで「ウミガメが卵を産む時期に工事車両が出たり入ったりしながら浜辺を暴れ回った」と怒りをあらわにした。これについてクイーンズランド大学名誉教授のデービッド・ブース博士は「資料が不足して環境に及ぼす影響を予断することは難しい」と説明した。しかし、適切な許可なしに、公共財同然の海岸沿いの変更作業を進めたのは適切でない」と指摘した。

論議が起こったあと、今年5月から7月まで環境調査に乗り出したクイーンズランド州政府も、ウミガメの生息地や巣に永久的な被害が発生した証拠は発見できなかった。 州政府はひとまず、島の経営陣に対し、承認無しで海岸周辺の変更作業を行うべきではないと勧告した。

賃借人問題については、「島の道路やボート傾斜路、飛行設備、海洋基盤施設拡充のための中国業者のすべての活動が賃貸契約に合致して進められるよう協力することは、州政府の役割だ。しかし残りの問題は合意案に明示されていない」と原論的な立場を示した。さらに、中国メーカーと賃借人が個人的に解決しなければならない問題だと一線を引いた。

依然として中国企業と住民は「島が中国共産党の所有物になった。富裕な中国観光客向けに島が改造されている」と嘆いている。現地メディアは、中国資本がケスウィック島の他にもセントビーズ島とリンドマン島、サウスモレ島、デイドリーム島など天恵の自然環境を誇るオーストラリアの島を手当たり次第に買い入れているという。

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