巨人・菅野に「大リーグで先発を張れる」米メディアが絶賛報道 MLB6球団が獲得検討、優先事項はとにかく“カネ”? (1/2ページ)

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菅野智之
菅野智之

 「残留もある」という、含みを持った米球界挑戦の真意とは――。

 巨人・菅野智之投手がメジャーリーグ挑戦を決めた。海外フリーエージェント権を持っていないため、所属球団の協力が必要なポスティング・システムとなる。巨人・大塚淳弘副代表は「本人が希望すれば認める」と慎重な物言いだったが(12月3日)、すでに菅野自身の意思を確認したのだろう。

 しかし、“慎重な物言い”となったのは、菅野本人の表明会見前だったせいだけではない。何度か、「残留の選択肢もある」と繰り返し、説明していた。メジャー球団の条件提示、新型コロナウイルス禍によって、来季の米ペナントレースが正常に行われるかどうか、まだ決まっていない。

 菅野と代理人が米球界側と交渉した後、いったんその内容を持ち帰り、メジャーリーグに挑戦するかどうか、巨人も一緒に検討するようだ。

 「米球団はコロナによる無観客試合のため、収入がガタ落ちです。契約金、年俸ともに買い叩かれる可能性もありますからね」(米国人ライター)

 見方を変えれば、菅野側は“強気な交渉”に出るとも解釈できるが…。

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 大塚副代表の発言と前後して、米メディアではこんな報道もあった。

 

 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」がそう伝えていた(12月2日/現地時間)。その根拠として、直球が速く、米球界では効果的な変化球とされるスライダー、スプリット(フォークボール)を得意としていることが挙げられていた。

 獲得を真剣に検討している球団として、パドレス、ヤンキース、ジャイアンツ、エンゼルスが挙げられていた。また、年俸額では少し落ちるが、パイレーツ、マリナーズなども長期契約の提示で対抗してくると予想していた。

 「今オフの米FA市場は好投手が少なく、菅野の価値を高めているようです」(前出・同)

 菅野が米球団と契約した場合、譲渡金が発生する。

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