「グズグズ」渡部建は学ぶべき?長渕剛「オレらには通用しない」ほか芸能人“爽快会見” (4/4ページ)

日刊大衆

ただ、暴力行為とか集団でもみ合ったことが悪いとしたらそれは親が子供に“たけしが悪い”と言えばいいわけで。俺の今度の影響が子供に悪影響を及ぼしてどうのこうのって以前の問題ね。俺の事件の前からイジメで死んでるやつもいるし、それは次元が違う」(前出の専門誌記者)

 と、コメントしていた。

■人間国宝は会見も国宝級だった

 かつては「女遊びは芸の肥やし」としいう風潮が、とりわけ古典芸能の世界には色濃く残っていた。そのため、歌舞伎役者や落語家は、不倫など女性問題に関する会見で、世間が驚くような対応をするケースがしばしばある。

「今年11月に88歳で亡くなった、歌舞伎役者で人間国宝の四代目坂田藤十郎さんが最たる例。三代目中村鴈治郎だった02年6月に19歳年下の京都芸妓との“51歳差不倫“が『FRIDAY』(講談社)に報じられたんです」(前出の専門誌記者)

 この件の取材に対して、妻の扇千景は「たいした問題じゃない」と一蹴したうえ、記者会見を開いた鴈治郎は「お恥ずかしいなぁ。なんだか私が元気だってことを証明してくださって」と茶目っ気たっぷりに語った。当人の人柄も相まって、むしろ好感度は上がったと言えるのだ。

「16年に不倫がスクープされた三遊亭円楽(70)のケースも、印象深いですよね。奥さんが許していたことも大きいですが、不倫会見がまるで落語の寄席のような穏やかムードでした」(前同)

■記者会見を寄席にした円楽

 円楽は、

「落語の世界に入った時は、芸人は女性にもてなくちゃいけないという風潮だったが、時代錯誤だったな、軽く考えていたなと、深く反省しています」

「(妻に)『身から出たサビ』と言ったら、『サビも味になる』と言われた。うまいよね」

と語ったうえで、会見の最後には、

「今回の騒動とかけまして、東京湾を出て行く船と解きます。(その心は)後悔(航海)の真っ最中」、続けて「天保銭(江戸時代の小銭)と解く。いまは通用しません」と謎かけも披露して幕を閉じたのが、当時いかにも噺家らしい、と評された。

 今回の渡部の会見は、のちの世にどのように評価されるのだろうか――。

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