捨て犬1300匹、猫100匹と暮らす60代女性が話題に 月の費用だけで127万円 (1/2ページ)
中国重慶市の60代の女性が1400匹以上の動物と暮らしていることが知られ話題になっている。
68歳になるこの女性の生活は早い。朝4時に起き犬や猫の4500キロもの糞を片付け、米や肉、野菜など500キロで餌の準備をする。
1人でやっていた仕事を、今は働き手6人と分けてやっているが、まだまだかなり忙しいという。
女性は1400匹を超える捨て犬や捨て猫の世話をしている。このうち、捨て犬が1300頭と最も多い。二階建ての家はすべて犬と猫が占めており、お婆さんは倉庫同然の部屋で飼料の隙間に身を横にして寝ている。
20年前、捨て犬1頭を連れてきて育てたことをきっかけに、女性はこれまで、捨て犬保護の先頭に立っている。 キムさんは「事故で死んだり、食用肉として売られるかもしれないという考えから目をそらすことはできなかった」と話す。
しかし、1000匹を超える捨て犬や捨て猫を自宅で世話するのは、容易なことではなかった。隣人からの抗議も激しく、引越しを続けなければならなかった。今住んでいる家も高い垣根を建てて門に鍵をかけてようやく落ち着いたくらいだ。個体数も増え続け、家の空間も狭くなっている。おばあさんは「空間が足りない。率直に言って胸がいっぱいだ」と話した。
飼育費用もバカにならない。家を売ったお金や老後年金、積立金まで全部つぎ込んだだけでなく、6万元(約95万円)の追加融資を受けた。娘も家を売ってお金を工面したが、飼料代と職員の月給などで毎月8万元(約127万円)もかかる。先日、SNSを通じてお婆さんの事情が広がった後、入ってくる寄付金でやっと不足分を補っている。
それでもこの女性は、家族のような遺棄動物の世話をするつもりだ。