女性タレントへのDMで実刑判決!無職男を“犯罪”に走らせた被害妄想とは? (2/2ページ)
検察官「またやったら刑務所に行くとは思いませんでしたか?」
被告人「思いませんでした。冷静さを欠いていました」
検察官「掲示板にさっき言ってたような書き込みがあったのは事実なんですけど、それでAさんに対して行動を起こすのは変ですよね?」
被告人「冷静さを欠いてました」
検察官「前回の裁判でAさんに対してメッセージを送信しないという約束しましたよね?」
被告人「忘れてました」
検察官「もうAさんには接触しない?」
被告人「懲役刑は覚悟してますんで」
と質問の答えになってない被告人。すると検察官はちょっと語気を強めて最後の質問です。
検察官「刑務所から出所して送信しませんね!約束出来ます?」
被告人「…ん?…何もなければや・り・ま・せ・ん・の・で!!」
と逆ギレして質問終了。そんなに怒らなくても。ってか、何かあったら再びやるって予告にも聞こえるけどねぇ。なんか心配です。
最後は裁判官からの質問。
裁判官「執行猶予中はどんな気持ちで生活してました?」
被告人「極力マジメに、脅迫とかしないように、と」
裁判官「掲示板に自分のことが書き込まれてるの見て、すぐ行動したんですか?時間経ってから?」
被告人「すぐですよ、すぐ!いったい誰がやってるんだとね」
裁判官「カーッとなるんですか?」
被告人「短気なところがあるんで」
それは検察官との質疑応答でわかってますけどね。
後日、被告人には実刑判決が言い渡されました。執行猶予中だから当然だけど。とりあえずAさんの生活はしばらく平穏なはず。それにしても、こんな被害妄想みたいなのを膨らませた人に攻撃されなきゃいけない職業なのかね、タレントって。SNSで気軽にメッセージが送れる時代だからこそ、内容はくれぐれも慎重に。
阿曽山大噴火(あそざん・だいふんか)
大川興業所属のお笑い芸人であり、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載多数。12月31日には東京・スズナリにて恒例イベント「お笑い裁判の歩き方2020」を開催予定。