宮本茉由「武井壮に憧れる女優」の“不思議ちゃん”じゃない不思議なライン (3/4ページ)

日刊大衆

脳を刺さないといけないので、ナイフとかを所持して、男性は力が強いから頭蓋骨を貫通できると思うんですけど、女性は弱いからできないから、首の下から狙うっていう、この練習をしてますね」

 なぜ宮本はゾンビの倒し方を想像するのか。それは、自分だけのためではない。この世が「ゾンビの世界」になったとき、多くの人たちに助かってほしいからだという。彼女いわく、ゾンビの世界になる日はすぐそばまで近づいている。「いつぐらいですか?」と問われると、宮本はこう答えた。

「2~3年とか」

 そんな宮本は、おそらく大きく分けると「不思議ちゃん」のカテゴリに入るのだろう。ただ、表情はクールで服装も清楚。普通の女優のようでいながら少しだけズレたことをいう姿は、典型的な「不思議ちゃん」のようでもない。

 もちろん、真顔でおかしなことを言うというのは「不思議ちゃん」の規定演技だが、そこで語られる“おかしなこと”は「武井壮に憧れている」というあまり飛びすぎていない絶妙な内容。かといって、ゾンビ来襲が近いという飛びすぎた発言も同時にする。

「不思議ちゃん」のようでそこにきれいに収まる感じがしない。だからだろうか、「どうせキャラでしょ」というツッコミをするりと抜けていきそうな感もある。不思議な佇まいで、不思議なラインをついてくる宮本。ひとまず私の中では、「不思議ちゃん」というよりも、「不思議なラインをついてくる子ちゃん」のフォルダの中に入れておこうと思う。

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