実は全員日本人、仕掛け人は「餅ゴリ」…5分でわかる「NiziU」カンタン講座 (2/3ページ)

Asagei Biz

 とはいえ、中高年にもその人気の波は少しずつ届いてきているようだ。

「コロナ禍でのデビューは逆風になるどころか、追い風でした。虹プロが配信され始めたのは今年1月から。ちょうど自粛期間とかぶり、Huluなどのサブスク(定額制サービス)を利用する人が増えました。並行して(Huluを放送網傘下に置く日本テレビの)『スッキリ』でも定期的に特集が組まれていた。結果、娘や妻が見ているからと、一緒に見ていくうちにファンになった中高年男性も多いようです」(鈴木氏)

 さらには、感情移入できるオーディション形式の番組だったことも、人気を後押しした。音楽番組スタッフが語る。

「オーディションを通して彼女たちが切磋琢磨しながら時に喜んだり涙を流して成長する姿は、自分の娘を応援しているかのような気分になる。かつて『モーニング娘。』などを輩出して一世を風靡した『ASAYAN』(テレビ東京系)のようで、日本人が入り込みやすいテイストになっています」

 まだわかりづらければ、そもそもに立ち返ろう。いわばNiziUは韓国からの逆輸入だ。およそ10年前、KARAや少女時代など、K-POPグループが日本を席捲した時代があった。

 長年、韓国の音楽業界に精通している、タレントのローバー・美々が説明する。

「韓国のアイドルたちは、日本のアイドルに比べてパフォーマンスのクオリティーが高いんです。デビューするまでは『練習生』といって、所属事務所が管理する寮生活。かつてマイケル・ジャクソンを教えていたような先生などからレベルの高いレッスンを朝から晩まで受け、徹底した食事管理をされます。まさに『完成』した状態でデビューに臨むため、ファンの満足度も高いのでしょう」

 だからこそ、わざわざ韓国に渡ってデビューを目指す女の子たちがいるというわけだ。NiziUにも、JYPエンターテインメントの練習生として所属していたメンバーが3人いる。

「メンバーが全員日本人というのも強みです。かつてのK-POPブームは、日韓関係が悪化して『なぜ日本人じゃないのに紅白に出るんだ!』と反発が起こり、フェードアウトしていった。しかし15年に日韓混成グループのTWICEがデビューし、17年から3年連続で紅白に出場。

「実は全員日本人、仕掛け人は「餅ゴリ」…5分でわかる「NiziU」カンタン講座」のページです。デイリーニュースオンラインは、J.Y. ParkNiziUNizi ProjectスッキリK-POPエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る