書き間違う人も多い。「厚顔無恥」の正しい意味 (3/5ページ)
☆例文
・結婚式当日に逃げ出しておきながら、今さらよりを戻したいなんて! ○○さんも厚顔無恥な人だ。
・(ドラマを見て)もしも実際にこういう厚顔無恥な隣人がいたら、私なら絶対に関わらないようにしますよ。
◇厚かましく恥知らずな行為を形容する時
厚かましい人だけでなく、態度や行為そのものについても言い表すことができます。
「厚顔無恥にも程がある」「厚顔無恥も甚だしい」などと使います。
☆例文
・つい先日うちの店の味をけなしていたのに、今度は貸し切ってやるから値引きしろとは、厚顔無恥も甚だしい。
・国税庁のポスターのモデルまで務めたのに3億も脱税していたとは、厚顔無恥にも程があるね。
◇不本意にも厚かましい行動をするよう頼まれて、断る時
何かを依頼されて「そこまで厚かましいことはとてもできない」と断る時に、「いかに厚顔無恥とはいえ」「いくら私が厚顔無恥でも」「そこまで厚顔無恥ではありません」というように使います。
☆例文
・いかに私が厚顔無恥とはいえ、おっしゃるような行為はできかねます。
・出禁になった会社に許可なく伺うなど、そこまで厚顔無恥ではありません。
■「厚顔無恥」の類語
ここでは、「厚顔無恥」と似たような四字熟語やことわざ、慣用句を以下に掲げます。
ニュアンスの違いも含めて、使い分けてみましょう。
◇「傍若無人」
「ぼうじゃくぶじん」と読みます。
人前で遠慮せず、勝手気ままに振る舞うことを意味します。
遠慮しないという意味では「厚顔無恥」の図々しさと似たニュアンスですが、「傍若無人」には「恥知らず」という意味はなく、他人に構わず自分勝手に振る舞うことを指します。